僕にだけ優しい幼馴染は異世界に行っても僕にだけ優しいようです。（G’sこえけん）

第8話 平和になった世界

　エイジー！　洗濯終わったよ～。

　セリナちゃんはノラちゃんと遊んでいるのかな？　それにしても驚いたよね。角とかないから大丈夫だと思ってたら、まさか魔族じゃなくて人族だったんてね。セリナちゃんの結界を自由に通れるのはとても助かるわ。街に行くときも楽だし。

　今日のお昼は…………豚肉の野菜炒め！　わあ！　美味しそう！　ちょっとだけ味見させてよ！　えー！　ケチ！　食卓の準備しておくね？　ふんふん♪　豚肉♪　野菜♪　エイジの手料理♪　へ？　き、聴いてたの！？　なんでもないわ！

　いただきます～！

　ん～！　やっぱり、エイジの料理が世界一番美味しいわね。ノラちゃんもそう思う？　うんうん。沢山食べないとセリナちゃんみたいに大きくなれないわよ。私？　……………………いいの。人はそれぞれ個性というモノがあるのだから…………エイジ！　今セリナちゃんの胸に視線をやったでしょう！　

　私知っているんだからね？　この前お風呂覗き見してたでしょう！　え？　違う？　セリナちゃんがシャンプーの使い方が分からないっていうから教えてただけ？　むぅ……それでも見たのは見たんでしょう。ちゃんと前を隠してたから大丈夫？　大丈夫じゃないです！　女性の裸を見たらセリナちゃんがお嫁さんにいけないでしょう！

　それにしてもセリナちゃんのドジは本当に凄いわね。教団からもう用済みだから貰ってくれと押し付けられたけど、意外とノラちゃんと仲良くしてくれて本当に助かるわ。狩って来た魔物もセリナちゃんに売らせると３倍くらいの値段で売れるしね～え？　それはみんな困っている？　いいじゃない。巨乳しか役に立たないんだから、たまにはこういうのでも役に立って貰わないと。

　それにしても教団の裏金取引の現場を押さえた事件で、色々大変みたいよ？　教団も昔みたいに大きな顔が出来なくなったって町の人達が言ってた～。

　まあ、これで異世界でも平和に過ごせそうね。

　あ！　そういえば、エイジのレベル９０で覚えた魔法って何？　え？　教えない？　どうしてよ！　なんで顔を真っ赤に染めてるの？　怪しい～！　教えなさい～！　こら～エイジ～！　逃げるなっ！

――――【完結】――――

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　声優さんに読まれたいよ～！