世界には人類を何度も壊滅させるだけの核ミサイルがあるって話を聞いたことがあるが、実際どうなんだろうな。

調べてみたところ、冷戦時代よりは減ったとはいえ、世界には13000発もの核ミサイルが存在するらしい。

じゃあ、この13000発を世界各地に向けて一斉に発射してみようか。

青き清浄なる世界のために!

…うん、分かっちゃいたが、

地球、滅茶苦茶になっちゃったな。

人類は‥ほぼ壊滅か。

でも、僻地や離島なんかで生き残ってるのもいるな。なかなかしぶといじゃないか。

まあ、それも時間の問題だけどな。

核兵器の恐ろしさは爆発による直接攻撃だけではない。

爆発によって巻き上げられた大量の塵は太陽光線を遮り、地球全土の寒冷化をもたらすのだ。

放射能汚染も深刻だ。

地球全土が高レベルの汚染区域となり、ありとあらゆる生物が常時被爆し続ける。

農作物も魚介類も肉類もすべて汚染。

雨水も汚染。つまり飲み水も汚染。

もはや、地球は人の住めるところではなくなった。

わずかに生き残った人間も、間もなく息絶える。

それから数十万年数百万年という永い時を経て、地球は青き清浄なる星へと戻るのだ。

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