時間早送り



お前ら現代人は、脳の容量が半分しかない類人猿を同じ人間の仲間だと思うか?


全身毛むくじゃらで服も着ない連中を人間だと認めるか?


認めるわけないよな。

肌の色が違うだけで差別する人間様が。

そもそも『猿』って文字が入ってるし。


同じことが人間にも言える。


数百万年後、数千万年後、

進化した俺たちの子孫は、

俺たちを同族と認めるだろうか?


否。


それだけの永い時が経っちゃうとな、もう別の生き物なんだよ。

もう人間じゃないんだよ。


つまり、そこに人間はいない。

実質、絶滅したということになる。


というわけで、1000万年ほど時間をスキップさせていただきます。


この先、人類が繁栄しようが衰退しようが、いずれ『進化』という形で絶滅することに変わりはない。


ああ、無常。

無常、無常。

諸行無常。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る