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2022年7月25日 22:36
偉大な皇帝の英雄譚を、功績や戦いぶりからではなく、ひとつの執着から切り取ったもうひとつの英雄譚。大変興味深く、面白かったです。 オシアンへの感情を通じて描かれるナポレオン像は、新鮮で生きた人間として読み取れました。惜しむらくは、私がナポレオンにもオシアンにも明るくないことでしょうか。これを機に、海外の歴史や文学も勉強していくべきだと思いました。 楽しい読書でした。
作者からの返信
志村麦さん、はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。実は私も、西洋史に詳しいわけではありません。『オシアン』に関する情報が先行しており、ナポレオンは後から(必至こいて)調べました。大げさな話ですが、この作品を通じて、少しでも『オシアン』のことを知ってもらえないかなぁ、なんて思いつつ。余談ですが、『オシアン』に関しては色々な議論があり、マクファーソンの創作だとか、アイルランド神話の盗作だとか、原典があるとかないとか、とにかく様々な意見があります(とは言え、私は研究者ではないので、あまり適当なことは言えません)。ここではほんの少しだけ、アイルランド神話群との名前の関連性について記載しておきます。分かる人には分かる話なので、このコメントを開いた皆さん、適当にスルーしてください。クフーリン→クー・フリンフィンガル(フィン)→フィン・マックールオシアン→オシーンオスカル→オスカル(オスカー)
偉大な皇帝の英雄譚を、功績や戦いぶりからではなく、ひとつの執着から切り取ったもうひとつの英雄譚。大変興味深く、面白かったです。
オシアンへの感情を通じて描かれるナポレオン像は、新鮮で生きた人間として読み取れました。惜しむらくは、私がナポレオンにもオシアンにも明るくないことでしょうか。これを機に、海外の歴史や文学も勉強していくべきだと思いました。
楽しい読書でした。
作者からの返信
志村麦さん、はじめまして。
ご覧いただきありがとうございます。
実は私も、西洋史に詳しいわけではありません。『オシアン』に関する情報が先行しており、ナポレオンは後から(必至こいて)調べました。大げさな話ですが、この作品を通じて、少しでも『オシアン』のことを知ってもらえないかなぁ、なんて思いつつ。
余談ですが、『オシアン』に関しては色々な議論があり、マクファーソンの創作だとか、アイルランド神話の盗作だとか、原典があるとかないとか、とにかく様々な意見があります(とは言え、私は研究者ではないので、あまり適当なことは言えません)。ここではほんの少しだけ、アイルランド神話群との名前の関連性について記載しておきます。分かる人には分かる話なので、このコメントを開いた皆さん、適当にスルーしてください。
クフーリン→クー・フリン
フィンガル(フィン)→フィン・マックール
オシアン→オシーン
オスカル→オスカル(オスカー)