応援コメント

ç」への応援コメント

  •  偉大な皇帝の英雄譚を、功績や戦いぶりからではなく、ひとつの執着から切り取ったもうひとつの英雄譚。大変興味深く、面白かったです。
     オシアンへの感情を通じて描かれるナポレオン像は、新鮮で生きた人間として読み取れました。惜しむらくは、私がナポレオンにもオシアンにも明るくないことでしょうか。これを機に、海外の歴史や文学も勉強していくべきだと思いました。
     楽しい読書でした。

    作者からの返信

    志村麦さん、はじめまして。
    ご覧いただきありがとうございます。

    実は私も、西洋史に詳しいわけではありません。『オシアン』に関する情報が先行しており、ナポレオンは後から(必至こいて)調べました。大げさな話ですが、この作品を通じて、少しでも『オシアン』のことを知ってもらえないかなぁ、なんて思いつつ。

    余談ですが、『オシアン』に関しては色々な議論があり、マクファーソンの創作だとか、アイルランド神話の盗作だとか、原典があるとかないとか、とにかく様々な意見があります(とは言え、私は研究者ではないので、あまり適当なことは言えません)。ここではほんの少しだけ、アイルランド神話群との名前の関連性について記載しておきます。分かる人には分かる話なので、このコメントを開いた皆さん、適当にスルーしてください。

    クフーリン→クー・フリン
    フィンガル(フィン)→フィン・マックール
    オシアン→オシーン
    オスカル→オスカル(オスカー)