第13話

何時ものカフェに、紗綾達3人が先に

着いた。

少しすると満里奈と紗綾が、やって来た。


[久しぶり~元気だった?]


[うん、元気だよ!]


[満里奈、純香は元気だった?]


[う~ん、学校が面白く無い!]


[それは、一緒だよ!中学が楽し過ぎ

たんだよ!]

と言っていると、やちゅー達が来た。


[おう、さーや、ゆりな、おっ、加賀も

居るじゃん!お前達、生きてたのか?]


[ほら!]

と言って、紗綾が足を見せる。


[ついてるでしょう?]

と聞くと、やちゅーが


[付いてる、付いてる、立派な大根が

2本!]


[あんたね~その思考回路が小学生の

ままなんだから!けーんも、竜も、

愛甲も、笑って無いで、やちゅーを

何とかして!]


[無理~]

と3人。

(無理だわな~)

と思う、紗綾。


[あっ、そうそう、みんなに修学旅行の

お土産を持って来たんだ!]


[え~何処に行ったの?]


[九州、疲れたね~ゆりな、まこっちゃん。]


[まこっちゃん?]

全員が、一斉に突っ込む。


[そう、今は、まこっちゃんだよ!]


[加賀、中学の時と、イメチェンし過ぎ!]

と、やちゅー。


[悪い!]


[いや、悪くは無いけど!]


[じゃあ、配るよ!]

そして、みんなに、お土産を配る3人。


[ちょ、ちょっと待てよ~]

と、やちゅー。


[何?]


[3人共、何で俺だけ刀?それも

プラスチックの!]


[あ~本当だ!やちゅー偶然だよ!]


[それは無い!絶対に相談したな?

俺も、カステラとかの方が、良かった!]


[何言ってんのよ!あんたには、それが

ピッタリだよ!二刀流じゃ無くて、

三刀流が出来るよ!]


[そうかぁ?]

と、言って、みんな大爆笑。

(本当に、このメンバーだと、何時でも

昔に、すぐ戻れる、楽しいな~)


[話は変わるけど、もう、みんな進路

決まってるの?]

と、紗綾が聞く。


[俺達、男子は全員、就職するぞ!]


[私は、就職で純香は、大学に進学

するよ!紗綾達は?]


[私達、3人は就職するよ!純香

受験勉強、頑張ってね!やちゅーに

邪魔され無い様に!ところで、やちゅー

仕事出来るの?]


[出来るよ!]


[だから、真面目に出来るの?クビに

ならないでよ!]


[俺は、やる時は、やるんだ!]


[まだ、1回も見た事が、無いけどね!]

何を、言っても、みんなで笑ってる。

時間が過ぎるのは、早い帰り際に

やちゅー達が


[さーや、お前、加賀と結婚するの?]

と聞いて来た。

答え様と、すると加賀君が

[もう、プロポーズしたから、結婚するよ!

結婚費用が貯まったら、式をあげるから

みんな、来てな!]


[そ、そうかぁ、やるな~加賀!行くぞ

絶対に行くからな!]


[私達も、絶対行くからね!]


[みんな、ありがとう。]

と言って、みんなと分かれた。

帰り道の3人。


[就活だね~。]


[本当、忙しくなるね!]


[とりあえず、学校の募集要項とかを

チェックしないとな!]


[うん。]

そう、言って3人も、分かれた。

翌日

会社の募集要項を、見る3人。


[ねぇ、紗綾は、したい仕事有るの?]


[別に、これと言っては無いけど

まこっちゃんと、同じ所がいいなと

思って!ゆりなは?]


[私も、したい事が、分からないん

だよね?]


[そうだよね?]


[ちなみに、加賀君は?]


[僕?僕は、給料の良い所を、探してる

じゃないと、結婚出来なくなるから!]


[ですって!奥さん?フフフ。]

そして3人は、就職先も決まり、後は

卒業式だ。

加賀君は、お母さんが退院してから

負担が、だいぶ軽く、なったみたいだ

ただ、紗綾のお母さんが、寂しがるので

たまに、紗綾の家で、ご飯を食べて居る。


卒業式

やはり、みんなと別れるのは、寂しい。

式が終わると、やはり加賀君は女子達に

囲まれていた。


[加賀君、最後に、ボタン下さい。]


[先輩、ボタン下さい。]

次々に言われる。


[ごめん、このボタンは、未来の僕の

奥さんにあげるから、ごめんね。]

と言って、紗綾の所へ、やって来た。


[きい~手を出して!]


[はい!]


[はい、ボタン!]


[2つ目だね!]


[そうだな!]


[あ~羨ましい!]


[あっ、ゆりな、もう卒業したんだし

森本先生の所に、ボタン貰いに行こうよ!]


[嫌だよ!恥ずかしい!]


[先生、喜ぶよ!]


[おい、ゆりな行こうぜ!]

ゆりなは2人に、連れられて、卒業した

中学校に、やって来た。


[森本先生!]


[お~北村、野村、加賀も、居るじゃ

無いか!]


[今日、私達は、高校を卒業しました。]


[おめでとう!早いな~あれから

もう3年か~]


[ゆりな、ゆりな。]

と紗綾が、つつく。

ゆりなが


[あの~先生、ボタンを下さい!]


[お前、又か?]


[はい!]


[先生、ちゃんと、あげてよ!]

と、紗綾が言う。


[分かった、少し待ってろ!]

と、言って、ハサミでスーツのボタンを

切る。


[はい、野村!]


[ありがとうございます!]


[先生、卒業祝いに、ご飯連れて

行ってよ!]

と、紗綾。


[あ~そうだな!何処が良い?]


[じゃあ、駅前のMて、レストランに

6時で、お願いします!]


[よし!分かった、行くよ!]


[約束だよ!破ったら校庭50周だからね!]

と紗綾が言う。


[ハハハハ、50周か!行くよ!]


[じゃあ、先生、又後でね。]

帰り道


[やったね!]

と紗綾。


[私達は、行かないから、ゆりなだけで

行くんだよ!]


[え~っ!]


[チャンスだよ!チャンス!]


[でも、何を話したらいいか、分からないし

紗綾と加賀君も、来て!]


[ゆりな、きい~が言う様に、チャンス

だぞ!思ってるだけじゃ、何も変わらないぞ

頑張って、行ってこい、当たってこい!]


[うん、分かった!行って来る!]

ハイタッチをする、紗綾と加賀君。

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