第18話 白い幼女
スラムのゴミ山、端の端。目立たないように捨てられたのか、ゴミの中に埋もれていたブロンドの子供。
若すぎて性別の判断ができない。髪が長いから多分、女の子だと思っておこう。服を脱がせてから気づいては遅いのだ。
彼女に注目していて気が付かなかったが、身体の周りに新品ように綺麗な道具が幾つも転がっている。
「普通なら物だけ取るんだろうな…」
物をポケットにむりやり詰め込んで、彼女を隠れ家に運ぶ。
この日、白蓮が前世の記憶を取り戻していなければ、この幼児は死んでいたか、生き地獄を味わっていたかもしれない。
誰かが仕組んだ
彼を見送るのは場に残った道具のみ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます