これまでの主な登場人物

◆序章より◆


ティルス

本作の主人公。とある冒険者パーティを追放され、噂に聞く追放者の楽園カモミ村を訪ねたが、そこからも追放され流転する身となる。2つのスキルを持ち、陽刻の印【昼行燈】が効いている間はとてつもなく運と間の悪い男となってしまう。陰刻の印【心気楼】に切り替わった時は自身の記憶の中にある様々な物質を実体化させて使う事が出来る。双剣士でありながら一刀を喪っている……。


リデル

カモミ村で出会った少女。演奏で様々な効果を相手に付与出来る魔奏士でチェロを使う。冒険者の間でその名を知らぬ者はいない傭兵団『鷲ノ双爪』に所属していたが、特殊な力を発揮できる天恵の印を授かる事なく団を追放されカモミ村に流れ着いていた。


◆第1章より◆


ナリス

『鷲ノ双爪』傭兵団から追放されたリデルの友人。天恵の印【単刀直入】の力も使い右脚に装着した剣を振るって戦う風変わりな剣聖。印の影響で物言いもストレートになる傾向がある。未来の夫を見つける為に酒場を経営する女主人となり出会いの時をひたすら待っている。


バーディル

ティルスの元パーティメンバー。全身を甲冑で包み大盾を構えて戦うものの、職は見習い魔導師。天恵の印【因果応報】により鎧と大盾が受けたダメージを魔法に上乗せして反撃する戦闘スタイルを採る。パーティ解散後、山頂に天上茶楼『迅雷亭』を妻のベルデと営んでいる。妻曰く、使えない店員。


ベルデ

バーディルの妻。仕事覚えの悪い夫に代わって実質的に天上茶楼『迅雷亭』を切り盛りする。妙に腕っ節が強く夫を尻の下に敷いている。酒癖が非常に悪い……。


ロメリエ

『鷲ノ双爪』傭兵団の副団長。リデルとナリスの団追放を決めた人物。


豚面男

怪し気な闇夜の魔剣市を主催していた豚の顔を持つ魔族。ティルスが喪ってしまった双剣の内の一振り『キドラ』の行方について何か知っている様子でティルスの命を狙い始める。実の名は不明、ティルスはとりあえず豚面男と呼ぶ。


◆第2章より◆


ヴァレット

リデルとナリスの友人。家出して『鷲ノ双爪』傭兵団に入っていたが、結局は父親のルデット侯爵に見つかり家に連れ戻される。天恵の印【夢見る少女】は自身の夢見たものを実体化出来る能力(1回取り出すと暫く取り出せなくなる模様)、理想の大人の女性像を夢見たものを取り出しヴァレット弐式と名付けている。その戦闘力はなぜか必要以上に高い。また、印の効果で夢見た人物像の個性を演じ切る事が出来る。


ルデット

ヴァレットの父親で貴族。爵位は侯爵。


ロレッソ

ルデットに仕える侍従長。妙に高い剣の腕と調査能力を持つ。


ハメルン

闇夜の魔剣市で見た豚面男によく似た豚面の魔族。少女達の夢見る力を利用して幻影を見せる石を造っていた。リデルの夢を奪おうとした時、ヴァレットの手にかかり果てる事になる。

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