閑話

日向side


私には幼なじみという者がいた。

顔も普通で、勉強も平均。授業は毎日眠たそうにしてる旬くん。そんな彼を私はとても愛おしく毎日楽しく過ごしていた。


旬くんは、1度ナンパからたすけてくれた。

そんな普段見せない彼の後ろ姿に私は恋心を抱いたのかもしれない。初めての感情だった。単純って言われてもいい。


「えへへ〜。私、重いって思われませんかね?」


旬くんは以外にも、女ウケがいい。だから私は焦っていたのかもしれない。私は何としても自分のものにしたかったので、告白することにした。


「考えるだけでにやけてしまいます。私は明日緊張で死んでしまうんではないですか?」


次の日。私は旬くんを放課後に呼び出して、告白した。


「わ、わたしね。あ、あなたのことがす、好きだったの。こんな恥ずかしい言葉は1回しかいわないから」


私は緊張して、噛みながらも一生懸命告白した。

彼は戸惑って驚いた表情をしている。そんな彼もとても愛おしい。私はきっと振られたら泣いてしまうだろう。女の涙で落とすのはせこいと思う。けど、これは最終手段だ。少しの沈黙が過ぎた後…


「こんな僕でよければ…ウッ」


やっと繋がれると思った途端。旬くんが胸を押さえて倒れた。私は、驚きながら急にどうしたんだと、思いながら、声をかける。


「大丈夫?!旬くん!」


その時、旬くんの周りを光が包み込んだ。

私は夢でも見てるのではないか。目が錯覚を起こしてるのではないか。と思う現象が起きた。さっきまで目の間にいた、旬くんの体が消えてるでは無いか。私は周りをキョロキョロ探したが、どこにもなかった。その後私はどう帰ったか、分からないが家のベットに倒れ込んだ。


「どこいったの?また会えるの?」


ーーーーーーーーーー


女神side


私は人間を異世界に送っている女神です。

人間とはあまり関わりを持ちません。

なぜなら人間の魂はこの世界に残すと、すぐ消えてしまうからです。

しかし、私は初めて、人間に興味を持ったかもしれません。

なぜなら、こんなにも魂が強く、この世界に何度もくるではありませんか…

びっくりです。人間がこんなに強いなんて…

なので、私は愚痴を喋れるほどにしゃべりました。初めてです。


私は相手の心を読むことが出来ます。

彼が思ったこと全てがお見通しです。

露出が多いと言うので、減らしてみたりしました。

私は何をしているのでしょう。自分でもわからなくなりました。初めての感情です。しかも、彼がどんどん私たち女神に匹敵する強さになってきているではありませんか。そろそろ私たちの上司に目がつけられそうなので、悲しいですが、送り出そうと思います。これが最後ですか…また会えるかな。少し悲しいです。


私も女神というのをやめて、普通の女として、恋愛をしたいです……



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