1話
状況が掴めないからもう一度確認しよう。
一度僕はここから旅立った。
異世界ハーデンベルク王国
僕は魔王討伐に呼ばれたらしい。
異世界の勇者として。
のはずだった……
「勇者様、お呼びしたのは…ってなんで光ってるんですの?!」
「なんだ今の光は?!」
「お父様勇者様が光っております…」
「なんじゃと?!」
城中が騒ぎになっているがそんなの僕には知ったこっちゃない。
「…という感じで気づいたらここに戻って来た感じなんですが…
えっと、何これ?」
「えっと、申し訳ないんだけど、分かんない」
おい女神。
「よくわかんないけど、これってまた召喚されるの?」
「多分…まぁ掟だからスキルは渡さなきゃだね。
まぁよくわかんないけど、頑張って。」
おい女神。
そう思っている間にまた意識が朦朧としていた。
そして新しい世界へ……
えっ…
薄暗い実験室みたいな所に拘束されて召喚された
「イヒッ…イヒヒヒヒ…やったぞ成功だぁ」
気味の悪いハゲが何か言ってる…
「異世界からようこそ少年」
召喚直後からピンチはやめて欲しい。
「君の体で実験できるのが楽しみでたまらない。」
あれ。拘束とか関係なしに体が動かない…なんだこれは…
「イヒヒヒヒ、実験は成功のようだよ。君の目には魔眼ってものをつけてみた。イヒヒヒこれから君の体にはどんどん色んなものをつけていくからね。興奮してきたよ。イヒヒヒヒ」
「異世界のものは魔眼の適正が良くてね。それを実験するのが私たち研究者なのだよ。」
なるほどね。
この世界に来た時のスキルが魔眼なのね。
「皆の者さてさて、鑑定するのだよ。」
「私の鑑定眼で見たところ…彼の魔眼は
ふ、2つ?!」
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右目の黒い魔眼
視の魔眼
鑑定、記憶保存、映像保存などできる。
左目の金の魔眼
印の魔眼
相手の魔法などコピーができる。
しかし1回それを使うと消える。
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えっ、俺の眼今黒じゃないの?
てかオッドアイ?厨二病かよ…
「イヒヒヒヒ…やったぞ成功だ。私達は奇跡でも起こしたのかもしれない早速こやつを早く寝かせて実験をしなければ…心が踊るぞ…皆の者直ぐに実験を始め…」
ピカッ………
おっと、ベストタイミングだぜ
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