第3回放送(前半)
[SE]オープニングテーマ曲
「こんばんは。限界地下アイドル天使サフィにゃんことサフィエルです。今日も皆さんお疲れ様で~す」
「2022年7月27日 時刻は午前3時。この時間はわたくしサフィエルがヘブンズゲートネットワークからお送りしております、限界地下アイドル天使サフィエルのオールナイト天国」
「え~、まずは… なんですけども… 先週は申し訳ありませんでした!
あの放送の後ですね、たくさんの皆さまからお叱りの声、励ましの声、心配の声、たくさん頂きました。
わたしの行動で番組のスタッフの皆さんだけでなくてマネージャーさんや事務所の皆さん、そして何より、こんなわたしをいつも応援してくださっているファンの皆さん、大勢の方達にご迷惑をかけてしまいました。この場を借りて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」
「当番組のスタッフの皆さまとわたしが所属している事務所の関係者、わたしを含めた会議が行われ、今後についてお話をさせていただきました。そして、こちらの番組の予定なのですが、予定通り今回も含めあと2回放送予定でございます。
わたしも当番組のパーソナリティーとして番組を続けさせていただくことになりました。未熟者ではございますが、今後ともこの番組ともども、よろしくお願いいたします」
「はい、というわけでですね、それでは早速、いつも通りメールを読ませていただきます。ラジオネーム、腹ぐロケットさんから頂きました。
サフィエルさんこんばんは。はい、こんばんは。先週の放送があってからずっと番組の公式ホームページをチェックしていました。メールの募集が再開された時、この番組が継続されるのだとわかりホッと胸をなでおろしました。
毎週楽しみにしているので今後も頑張ってください。ファイティン!」
「うわぁ~ 優しい! 一発目のメールなんでどうしようかってホントに気が気じゃなかったです。よかったぁ。しかも、腹ぐロケットさんですからね、お名前を見た時にはドキッとしたんですけど全然腹黒じゃないじゃないですかぁ。フフフッ。
ご心配をおかけしました。これからも頑張ります! 腹ぐロケットさんも頑張ってくださいね、ファイティン!」
「あ~ よかったよかったぁ。ホントわたしの方こそ胸をなでおろしてます。フフッ。フフフッ」
「はい、では次のメールいきたいと思います。ラジオネーム、異世界転生おっさんさんから頂きました。ありがとうございま~す」
「サフィにゃん、はじめまして! ラジオを聴いてすっかりファンになりました!
『サフィにゃんになら何を言っても大丈夫!』のコーナーが終了は残念ですが、これからも応援してます!」
「ということなんですけれども、コーナー終了を知ってくださっているってことは、公式ホームページを見てくださってたんですよね。そうなんですよ、この方ははじめましてとおっしゃってくださってるんですけど、わたし実はこの方を知ってます。
初回放送の時からあのコーナーを面白がってくれてて、わたしもそれは知ってたんでぇ、ホントにこういうリスナーの方のためにも続ければよかったのかな? なんて思うこともあるんですけどもね、ブチギレちゃいましたねぇ、フフッ。フフフッ」
「フガッ。(豚っ鼻)」
「ヤダ、サイテー。笑い過ぎて豚っ鼻が出ちゃいました。ごめんなさい。全然笑うとこじゃないですよね、すいません。ふざけてるわけじゃないんですよ、ホントに。
でもリスナーの皆さんってホントお優しい方が多いですよね。いつまでも甘えてばかりじゃいけないんですけど腹ぐロケットさん、異世界転生おっさんさん、励ましのメールありがとうございました」
「え~、続きまして、ラジオネーム、推しは全員俺の嫁さんからです。
サフィエルさん、こんばんは。は~い、こんばんは。僕は30代独身男なのですが、サフィエルさんのような若い女性にとって、30代独身男性というのはどういった存在なのでしょうか? 恋愛対象として見られることはありますか? 現在年下の部下に気になる子がいるので是非サフィエルさんのお考えを教えてください」
「うむむっ、どうでしょうかねぇ。年上の男性が好きっていう人はいますけど、無理な人は無理みたいですね、やっぱり。
別に嫌いっていうわけではないんでしょうけど、わたしはアイドルをやっていて、年上のそれこそ30代、40代、50代のファンの方もいらっしゃいますし、接する機会があるので全然平気なんですけど、10歳以上年の離れた異性は親戚のおじさんかお父さんみたいな感じになってしまう人が多いですかね。
もちろん、これは個人的な意見なので、え~っと、推しは全員俺の嫁さんがその気になる部下の方から恋愛対象として見られてるかどうかはわかりません。ごめんなさい、中途半端で」
「では、ここで曲紹介しちゃいま~す。この番組のスタッフさんは、よっぽどこの方がお好きなんでしょうね。今夜紹介させていただくのはまたしてもこの人。現在インディーズバンドながらも破竹の勢いでメジャーシーンを駆け上がっている新進気鋭のアーティスト
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます