第3回放送(後半)
「あらためましてこんばんは。限界地下アイドル天使サフィエルのオールナイト天国。毎週水曜日のこの時間はわたくしサフィにゃんことサフィエルがこの番組をお届けしま~す。イェイイェイ」
「フフッ(自分でイェイイェイって言ったのが恥ずかしくなって笑ってる)」
「フフッ。え~、はい、では次はですね、先程もリスナーさんからのメールで少し触れましたし、公式ホームページでは説明させていただいていたんですが、大炎上したあの問題企画『サフィにゃんになら何を言っても大丈夫!』を中止し、毎週違った企画コーナーをやる予定だったんですが、急遽、この番組が始まる2時間前にですね、この企画を続行することが決まりました」
「もうホントに二転三転してしまって申し訳ありません。続行の理由としましては、少なからずこの企画を楽しみにしてくださっているリスナーの方がいらっしゃるということと、そんなにキレたいならキレてもいいとスタッフの方から了承を得ました。放送禁止用語にだけ気を付けろと言われております。
そしてですね、励ましのメールもたくさん頂いたのですが、その4倍くらいですかね、アンチコメントが届きましてぇ、それ読んでわたし、もうメラメラしちゃったんでぇ、フフッ。フフフッ」
「はい、ということで、いきましょうかね、いっちゃいましょうかね『サフィにゃんになら何を言っても大丈夫!』 パチパチパチ~」
「はい、でわでわ、いってまいりましょうかね。ラジオネーム、埼玉のジャバザハットさんからのメールです。ありがとうございま~す。サフィエルお疲れwww。はい、お疲れさまです。
売れたいがために目立ったことして失敗して周りに迷惑をかけた上での敵前逃亡www。マジで笑わせていただきましたwww。
ぶっちゃけ今どんな気持ち? 恥ずかしくて顔真っ赤っかですか? 自分ではやろうと思ってもできないし体験できないことなので、ぜひ今のお気持ちを聞かせてくださいwww」
「はい、ということですけれどもね、敵前逃亡みたいなメール、これがね、いっちばん来てました。
似たような内容のメールを一つ一つを紹介するわけにもいかないので、こちらのメールでお答えさせていただきます」
「敵前逃亡ということは、わたしを敵と認識してらっしゃるみたいですし、何と戦っているのかわかりかねますが、こうして戻ってまいりました。
それと自分ではやろうとしてもできないとのことですが、何かを始めてもいない人には失敗もできないので、何かを始めてみてはいかがでしょうか? 以上で~す」
「フフッ。(ムッフーンと鼻息荒くドヤ顔)」
「それでは次いきま~す。ラジオネーム、メンヘラお断りボットさんから頂きました。
サフィにゃんお疲れさまです。やっぱりあなたはわたしが予想した通り、反吐が出るほどメンヘラさんでしたね。
ご自分ではお気付きになってらっしゃらないようだったので、今回のことはあなたがあなたを理解する上でもとても貴重な経験になったのではないでしょうか?
大して可愛くもないそのお顔については生まれつきのものでしょうし、そのことをとやかく言うつもりはありませんが、そのお豆腐メンタルとメンヘラ加減、人気の無さについてはご自分で自覚なさった方がいいと思います」
「はい、来ました。わかりやすく
「メールの内容全部メンヘラお断りボットさんの感想なんですけどもね、容姿に関してのコメントはわたしも激しく同意です。
確かにぃ、他のアイドルさん達に比べてカワイイかっていったら胸を張ってカワイイですとは言えないんですけどぉ、逆に考えると可愛くもないのに13年もアイドルできてるってすごくないですかぁ?
あとぉ、メンヘラでお豆腐メンタルなのに堂々とアイドルできてるなら大したもんだなと思うので自分で自分を褒めちゃおうかななんて思いますけどねぇ。ふ~んだ。プンプンのプ~ン。フフッ。フフフッ。
メンヘラお断りボットさんもね、お断りだなんて寂しいこと言わないで、またメールくださいね、お待ちしてま~す。ありがとうございましたぁ」
[SE]エンディングテーマ曲
「えっ? もうそんな時間? うわぁ~ ちょっと早くない? あっという間だったんですけど。前半は緊張して、リスナーの方達から励まされて、後半はまた突き落とされるっていう、わたしの情緒が乱高下する回となりましたねぇ。
えっと… 大変名残り惜しいところではありますが、そろそろお時間の方がね、来ちゃったみたいなので、今週はここまでとさせていただきます。
リスナーの皆さん、どうでしたか? 楽しんでいただけたでしょうか? 楽しんでいただけたならサフィエルもとってもうれしいです。
また来週も来てくださいね。それでは、限界地下アイドル天使サフィエルのオールナイト天国でした。バイバーイ。まったねぇ!」
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