第2話:彼女は酒乱
俺は警官の忠告に従い彼女を病院に運んだ。
酷い酩酊状態から意識を失っていると言われた。
処置を受け彼女と共に病室へ。
いつの間にか俺は眠っていたらしい。
身体に優しく触れる感触が訪れる。
薄目を開けてみたがあたりはまだ暗い。
俺はベットに突っ伏して眠っていたらしい。
では、今俺の身体に触れているものは?
首筋から肩にかけてフェザータッチをしていき返す手で顎から耳に向かって撫でていく。
くすぐったい、それにそう言った気分になってくる。
撫でる手を優しく掴む。
「あんっ……」
ああ、彼女が起きたのか。そう思い顔を上げると激しく唇を求められ、啄み、吸いつかれる。次第に彼女の舌が俺の中に侵入してねっとりと口腔内を犯していく。
彼女の服の胸元は既にはだけられており下着も取り去られていた。
彼女の双丘が俺の胸に押し当てられる。
俺の部屋であればこのまま流されても良いのだが、ここは病室。
切なげな嬌声をあげ俺を求めてくる彼女を静止して抱きしめる。
そう、彼女はお酒に弱く、飲むと普段とは豹変して乱れる。そして性欲が溢れて自制が効かなくなる。
初めて彼女がお酒を飲んだ時、彼女は俺を押し倒し、俺は犯し尽くされた。
事後、目を覚ました彼女は取り乱し、俺の話を疑った。それが金曜日の晩だったため、土曜日にもう一度一緒に飲みその状態を彼女のスマホで録画することになった。
その結果、俺は二夜連続で犯し尽くされた。それはもう出なくなるまで。それも抜かせてくれないものだから全て彼女の中に吐き出した。
幸い、妊娠する事はなかったがそうなっていれば彼女の父親に殴られる覚悟はあったし、大学を辞めて働くことも考えた。
そして情事の明けた日曜日の朝、彼女は自らのスマホに映し出された痴態を目にし蹲っている。
彼女は俺がいない時に酒を飲まなくなり。
俺から離れることを嫌がるようになった。
そして今、病室で彼女の性欲が限界突破している。
口づけだけでは満足できずに俺の身体に覆いかぶさろうとしている。
このままでは二人とも床に倒れることになる。
それだけは避けたい一心で彼女をベットに押し返す。
ベットに倒れ込んだ彼女はその勢いのまま俺を引き倒す。
彼女に覆い被さるように倒れた俺は体制を立て直す前に、彼女に位置を入れ替えられ馬乗りになられた。
彼女はそのたわわな双丘を俺の胸に押し付け深い口づけを求めてくる。
彼女の左手は俺の後頭部を抱き逃れられないように押し当てられ、右手は俺のズボンに伸びていく。
抗わなければと思うが彼女の口づけに脳が痺れて身体がいうことを聞かない。抗えないのだ。
ベルトが外され、ズボンのボタンが外された。焦らすように猛る雄を撫でて、否が応でも俺をその気にさせてくる。
顕になった双丘を俺の胸に擦り付け、右手はついにトランクスの中に伸びていく。
猛る雄の先端に触れ、すぐにその周りに触れてくる。
そこからは周囲を撫で、猛るものには触れてこない。
焦らしに焦らしたのち先端をフェザータッチでやさしき刺激してくる。
彼女は酒を飲むたび痴態を晒すだけではなく性技が上達している。
その感覚は身体に残るのか素面でも同じくらいの性技を発揮する。
俺になす術は無くなる。
それよりも問題は現状だ。
ここで搾り取られるわけにはいかない。
そう思っている間に俺のズボンとパンツは挿入可能な位置まで降ろされていた。
「ここは病室だからこれ以上はダメだよ」
「ねぇ…わたしこんなになっているのに、それにあなたのココもわたしの中に入りたいって言ってるわ……」
俺の耳元で時折息を吹きかけながら彼女が囁き続ける。
「こんなに硬くして、我慢できないでしょう。それにもう我慢できないって、涎を垂らしているわ。こんなにクチュクチュ音を立てているのにあなたはまだ我慢するの」
彼女の囁きに脳が痺れる。
彼女は体制を変え俺の顔に愛液の滴る蜜壺を突き出してくる。
そのむせ返るような牝の匂いに俺は更に血液を送る。
硬度を増した雄を彼女は愛おしく撫で上げ、その匂いを嗅ぐ。
「ああ……むせ返るほどのあなたの匂い……この匂いだけで、イってしまいそう……」
襞がヒクつき涎を垂らす。その糸を引いた先には俺の舌があった。
俺は彼女の匂いに我慢できなくなり溢れ出る愛液を舌で穿り出し、奥にあるものも全て掻き出そうと蠢かせた。
彼女も負けじと猛る雄に舌を這わし先端から優しく口に含む。
口を窄め、舌を這わし、先端を刺激して欲望を吐き出させようとしてくる。
彼女は何度か絶頂を迎え俺の顔をビシャビシャにした。
俺も堪えきれずに彼女の口の中ではてた。
荒い息を吐く彼女が再び体制を変える。
欲望を吐き出して尚猛る雄を自身の蜜壺にあてがい囁く。
「ねえ、もう我慢できないわ。あなたのコレ、わたしの中にちょうだい……」
俺が何か答える前に彼女は腰を落とす。
ズンと一気に奥まで突き入れられる。
「ああ〜」
嬌声をあげ、彼女は僕の胸にもたれかかってきた。
突き入れた雄が子宮を叩き、彼女は何度目かの絶頂を迎えた。
朝まで行為は続き、退院時には病院側から注意を受けた。
酒に酔って
俺はただ彼女を愛しているのだ。
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