幼少期7
実のところ、小学生や中学校の頃は一年に二回程度ではあるが寂れた海の近くの町に帰っていた。
私はその頃は親父が好きだった、釣りをさせてくれるし、それ相応に値段のする釣具を買ってくれる。小遣いもくれた。母に生活費を渡したことはないんだがな。
そんな中で祖母に言われた両親の離婚だ。
幼くも理解はしていた、学校とかで友達と遊ぶ際に仲の良い両親を見て羨んだこともある。
しかし、真実を知った今ではあまりの理由に笑えてきてしまう、そりゃ離婚するわな。
金庫から金盗んで捕まった親父なんてな!やはり蛙の子は蛙だった訳だ。育ちは出るもんだな。
その後、離婚は成立して私も特に何も思わなくなってきていた頃だ、不幸は続く。
祖父の死と母の精神病発症だ。
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