第19話 8月

 マフィアの集団、このハーレイ集団の真ん中から降りた女性、額に青筋、しかも口の葉巻を噛みきって捨て、腰から拳銃を引き抜き、一輝に向けた。

 一輝

 「リファニ、葉巻は体に悪いぜ、禁煙しな」

 このお嬢様は拳銃の引き金を引く、一輝の手がセイフティを解除、高速に解体した。

 リファニ

 「私のコルトを解体とか、ヒモが大きくなったな」

 一輝

 「そうだな、積もる話もある、飯を奢ってくれよ」

 レストランに食事、近況報告会、また異界大戦の事情を交換。

 リファニ

 「くノ一が五百万人?」

 一輝

 「ああ、配下だ」

 マフィア達がびっくりした。

 リファニ

 「そうか、あのスリをしたヒモが」

 感慨深いマフィアのお嬢様。

 リファニ

 「ヒモが労働者となったか、世界は進むな」

 一輝

 「学園都市のセキュリティ、月給制で百万円だ 」

 リファニ

 「へー、学園都市は儲かったな」

 一輝

 「人件費が凄い」

 近況報告会、帰るリファニ。

 3日目、今回は傭兵部隊を連れた金髪にゴージャスなお嬢様。

 一輝

 「あー、セシル、なんか不機嫌だな、具合でも悪いか?」

 セシル

 「逃げたヒモを見ると、自然に機嫌が悪くなりまして」

 一輝

 「ならレストランいこうぜ」

 また飯を集る。

 近況報告会、異界大戦の事情を交換。

 セシル

 「くノ一が五百万人?」

 一輝

 「配下だぜ」

 感動したセシル、傭兵部隊全員。

 セシル

 「あの店のパンを勝手に食べて逃げたヒモが、今はくノ一達の頭、あの教会のワインを飲みまくり、牧師に怒られたヒモが」

 一輝

 「ああ」

 三者三様の反応、翌朝、レストランの時間、ロシア女性が護衛を置いて、道に待機。

 一輝

 「ルーテシア、元気でたね、少し太った、レストランにいこうか、先ずは食事から 」

 高速に飯を集る。

 近況報告会、異界大戦の事情を交換。

 ルーテシア

 「成る程、ロシアは大混乱です。イギリス女性を魔神に捧げたテロリスト一党が、異界から軍勢を大量に召喚、軍は一進一退です」

 一輝

 「成る程、真坂にテロリスト側の思惑が世界支配に傾くな」 

 頷くルーテシア。

 一輝

 「異界大戦時代、正直にいえば、推定戦力は七千万人の大軍だからな 」

 反応はルーテシアの場合、三人とは違う。

 ルーテシア

 「モスクワ攻防戦は、火中の栗を拾うよりも激しく、また困難、戦力は難しい戦いです」

 一輝

 「成る程、日本は撃退したから、あっちこっちに援軍だ」

 ルーテシア

 「成る程、五百万人のくノ一ですか、夢にもない兵力です」

 一輝

 「学園都市のセキュリティだがな」

 別れた後、自炊生活に復帰。

 中国、アメリカ、イギリス、ロシアの女性達と痴話喧嘩とレストランがあった一輝。

 この5日目、当麻に差し入れたアップルパイ。

 当麻

 「アップルパイを自炊で作るんだ」

 一輝

 「姉達、妹達の好物でな、よく作った」

 中国の好は別れていない、アメリカのリファニは寄りを戻したい、イギリスのセシルは寄りを戻したい、ロシアのルーテシアはまた同棲したい。

 プレイボーイの一輝、だが追って来る位は少ない。

 女遊びも終了、4人は別れた後も思いはあるらしく、女遊びを停めた。

 この後に四人の電話番号からメッセージを入れた。

 





















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