第36話閑話 朱若史学を知る

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こんにちは、綴です。


短い閑話ですので急遽投稿致しました。


とりあえず一日ずれるため明日の投稿はお休みです。すみません・・・。


明後日から0時投稿は続くのでその辺はご安心を。


知りたいお話などがありましたらコメントの方まで気軽にどうぞ!





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これは朱若が歴史と運命的な邂逅を果たしたきっかけの話・・・。



朱若がまだ京にいた頃。


「んと、、、なんだこれ?」


平治の乱での具体的な回避策を考え、蔵の中の手がかりになりそうな書物を探し回っていた。


「ぬぬぬ、なんて読むんだ?えっと、『大鏡(おおかがみ)』?こっちは、って!記紀(古事記と日本書紀のこと)の写しがあるッ!?うわぁ〜、『六国史(ろっこくし)』まで全部ある、、、」


一応それなりには高校までの知識がある朱若だが鎌倉の御家人に繋がる武士たちの歴史以外他の貴族とかの話はあまり分からない。


「この際だから見てみるか、、、あれ?意外と読めるな。うっわー、神産み、国産みとかにわかに信じ難いな。」


(まぁ、でも前世では文芸部で結構読書してたからこういう文学も悪くないかもな。)






しばらくして、日も落ち始めた。


「ねーぇー!朱若〜、どこにいるの〜!ってあれ?蔵の扉空いてる。」


坊門姫が扉から顔を覗かせる。


「あー、こんなところにいた!朱若!ご飯だから来てって、、、あれ?」


「ふふ、ぐふふふふふ、」


「あ、朱若?」


「あ!姉上!聞いてくださいよ!今まで勝手に史学を遠ざけてましたけど意外と読んでみると面白いものですね!あ、そういえばこんなはなしがあって、なにが○で☆♪€¥%〒〆でこうなるですよ!ああ、でもあれが¥%<>〒/○*・でですねぇ〜」


「母上〜!朱若が壊れた〜!」




この日坊門姫は俗に言う目覚めたという光景を目の当たりにした。

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