主人公りくとシレーヌという少女が深夜の海辺にて会うところから始まりますが、描写素敵…
そこからシレーヌの謎はもちろん、りくと父親の確執などなど読み始めるとページをめくる手が止まりませんでした。
私は学がないので分かりませんが作品の中の人魚姫の物語がそのオリジナルであれがあの姉妹のまんまだなと悲しくなりました。
その際の心理描写なども美しく惹かれてしまいました。
父親や友達の件、全てシレーヌと会ったことで主人公もまた変わっていくのいいなぁ…
またどうしても恋がテーマの童話の人魚姫の方も頭をよぎってしまい、そちらも身を投げ泡となったとか風となったとかなので、つら…と思いながら読み返しました。
童話の人魚姫目線で行くと勝手にシレーヌ(;ω;)などと思いました。
名前もなんとなく、海の青、藍と陸のりくと、対比しているのかな?と思いながらまた勝手にエモさを感じていました。
是非読んでいただきたい小説です。私は読み終わってからの余韻が続きました。
完結お疲れ様でした‼︎