一輪挿のひかり
花を差し出して未来を願った
道端の一輪のみすぼらし花
どこにでもあるような花
世界は汚れてしまった
私が思うよりも速く
残酷な未来が二人を襲う
袖を引く
首をふる貴方
「それでも僕は闘わなきゃならないんだ」
遠くへ発つ、私が知らない程遠くへ
私は願うことしかできない
祈ることしかできない
そこに涙が流れても
それでも、祈ることしかできない
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