第10話・登録
お姉ちゃんに連れられてやってきたのは赤いドアの上に剣が交差している絵を描いた盾を飾っている大きな建物だ。
「ここが冒険者ギルドだよ!」
レーナお姉ちゃんはそう言いながら扉を開けると,屈強な漢や、ローブを羽織った女性が沢山いてとても賑わっていた。俺はレーナお姉ちゃんに着いて行ってカウンターまで行った。
「あ,レーナさんこんちは。今日はどうしたんですか?」
すると受付嬢らしき人が話しかけてきた。
「私の弟を登録しにきたの!」
「はじめまして。ウィリアムと言います。ウィルと呼んでください。」
「こんにちはウィル君はじめまして。この紙に必要事項を書いてね。代筆は…大丈夫そうね。」
そう言われ僕は紙に名前と年齢、
「ありがとうね。
「試験を受けてもいいよね?」
「もちろん!ちょっと待って準備するから。」
そう言いながら受付嬢さんは奥に入って行った。
「そういえば試験って何するの?」
「魔法を撃てる人は的に魔法を撃って、武術の人は対人さんをするの。ウィリアムの場合はどっちもだね。」
「誰が相手なの?」
「セラだよ。」
「セラって誰?」
「さっきの受付嬢のことよ。」
「えぇ〜!受付嬢さんって戦えるの⁉︎」
「セラは元Aランク冒険者だからね。引退はしてるけど今でもすごく強いよ!」
マジか…あの人戦えるのか…
「お待たせー。準備できたからこっちきて。」
そう言われて俺とお姉ちゃんは、闘技場まで来た。
「じゃあはじめましょうか。まずあの測定器に向かって全力の魔法を撃ってね。」
そう言われても僕はあまりこの世界の魔法を知らない。前世に使ってた魔法を使うか。
いくら魔王とはいえレベル1だから装置を壊すことはないだろう。
「…いきます!
『全属性混合魔法、
あ、これやばいかもしれない…急いで威力抑えないと。
僕の手から真っ白な光が出ると、闘技場を覆い尽くした。
そして目を開けると…闘技場がほぼ全壊していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます