第8話・スキル
家にある闘技場に俺はレーナお姉ちゃんに連れられてきた。
「まさか、本当に翌日とは…」
「だって戦闘
「…はぁ、なんで父さんは、止めないんだよ。」
ちなみに父さんは「おう!バッハ家の子なんだからしっかり鍛えとけよ!」と言っていた。
そう言いながら僕は立てかけてあった模擬戦用の木剣を取った。お姉ちゃんは木製のガントレットを手に取った。
「お姉ちゃん僕闘い方なんてわからないよ。」
本当は前世でめちゃくちゃ戦ってたこが話がややこしくなるので黙っておこう。
それに実際こっちにきて5年も戦ってなかったから感覚も鈍っているだろうし。
「ん〜、多分大丈夫じゃない?スキルが教えてくれると思うし。」
「スキルが…わかったやってみる。」
そう言って俺は剣を構えた。
「おー様になってるじゃん。それじゃいくよ。『威圧』」
「‼︎」
その瞬間俺の体が硬くなった。何か対抗しなければ。何か対抗できそうなもの…
そうだ!
「『魔王覇気』!」
〜sideレーナ〜
私の弟が最上位
私は嬉しくて食事の時に稽古をする約束をした。そして次の日ウィルに「稽古するよー」と言ったらとても驚いていた。どうやら本当に次の日するとは思っていなかったようだ。
そして剣を持ったウィルは様になっている構えをしていた。流石最上位
レベル1とはいえ隙がない構えだ。
なので私は少し本気でスキルを使った。すると少しして弟が対抗手段を思いついたように言った。
「『魔王覇気』!」
その声が聞こえた直後私はものすごく強大なものに睨まれている感覚になり背筋が凍った。冷や汗が溢れ出て何も聞こえなくなった。こらは『威圧』なんてものじゃない。それ以上のナニカだ。
そして弟の声が聞こえてきた。「魔王流、『斜光一閃』!」弟が消えた。
防御をしようとするが体が動かない。
そしてウィルがいきなり目の前に現れてきて。剣を首で寸止めしていた…
私の負けだ…
〜sideウィル〜
『魔王覇気』を使うとお姉ちゃんの動きが止まった。
そこで僕は『魔王流剣術』に教えてもらった型を使った。「魔王流、『斜光一閃』」僕は物凄い速さでお姉ちゃんの首に剣を突きつけた。
僕の勝ちだ…
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