第6話・『魔王』

光が止むと神官がこちらに向いて

「すごい光だったな」

「えぇ、私もあそこまで強い光は初めて見ました。ウィリアム様、問題なくステータスが授けられました。奥の個室でご確認ください。」

と言われ父親と個室に入った。

「それじゃウィル、ステータスを見せてくれ。やり方は知ってるよな。」

「もちろん『ステータス』『任意閲覧許可アルス』」

ウィリアム・フォン・バッハ/5歳

Lv1

職業『魔王』

体力800/800

魔力63000/63000

筋力4000

俊敏1500

防御900

精神300/300

能力スキル

『魔王流剣術』、『全魔法使用』、『魔王覇気』、『超自然回復』『限界突破オーバーリミット

固有能力ユニークスキル

『自己蘇生』、『絆』、『取得経験値3倍』

称号

無し。

閲覧権限

アルス(任意)


…やっぱり魔王だ

「…父さん僕『魔王』だったよ。」

怖い。もしこれで家族に怯えられてたらどうしよう。

そんなことを思っているとアルスが口を開いた。


「す、すごいじゃないかウィル!職業ジョブの中でも1番の、最上位職業ジョブじゃないか!」

…よかったー…

本当にこの世界では『魔王』がすごいものとして認められてるんだな。


「早くうちに帰ってお母さんと、お姉ちゃん達に話してあげたいな。」

「そうだな。よしっ今日はお祝いだみんなに早く知らせてあげよう!」

「やったー!」




こうして物語の歯車が全てはまった。70年以上ぶりの、最上位の力を持つ者。この者によって世界は大きく変化が訪れていくこととなる。

だがそれはもう少し先のお話…



⭐︎作者の一人言

職業とスキルの解説とかってあった方がいいですかね? コメントお願いします!





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