第3話 謎の声

「はぁ、結局いなかったね。」

「そうだね。とりあえず教室戻ってみる?」

「うん、そうしよう。」

 教室に戻っている時、なにかガチャッと音がしたような気がする。

「なんか音したくない?今」

「えーした?気のせいじゃない?」

「そうかぁ…?」

 教室に戻ると不思議な事にクラス全員…ではないけど1人を除いて全員が来ていた。

「くーみちゃんおはよう〜」

 このあだ名で呼ぶのはあっちゃんだ。

「おはよう!てかいつ来たの!?」

「さっき…だけど、どうしたの?」

「一つ聞きたいんだけど今日学校に来る時人少なくなかった?」

「あーそう言えば、他のクラスの人とか見かけなかったかも…」

 やっぱり、もしかしたら1組の人以外他のクラスの人も先輩も居ないのかもしれない。

「もしかしたら、1組の人以外、いないかも。」

 すると、どこからか声が聞こえた。

『正解ですー!!今この学校に居るのは私と1組の人(1人を除いて)だけですー!!』

「えっ??」

 みんなが一斉に放送が流れるところを見る。

 そしてやっとこの声は放送室から流している事がわかった。

『さて、皆さんにはを行なってもらおうと思いまーす!!誰が生き残るのか楽しみだなぁー!!!』

…は?

 私は、いやきっとみんなも理解出来ずにいた。

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