あとがき
最後までお読み頂きありがとうございます。
ミヤと充十のじれったい物語、いかがでしたでしょうか。
元々、恋愛小説畑でない私が、この作品を書いたのは、先に書いた童話『仔猫の想い』のラストが残酷過ぎて、(私は好きなラストなのですが)読者様にヒロインの心配をさせた事が発端になってます。何とか幸せになってもらおう、という所から書き始めました。
書いているうちに、可愛くなって仕方がない子供達に育っていった二人。これからもしあわせでいてほしいものです。
途中、国籍のない子の話とか、売れ残ったペットの話とか出てきましたが、私自身、そこまで詳しく理解している訳ではないのです。もし、傷付いた方がおられましたら、本当に申し訳ございませんでした。ただ、いろんなことがなかった事にしがちな日本という国の中で、様々な問題はすぐ近くにあるのだという事は事実としてあります。猫が人間になった時、必ず出てくる問題として、触れずにはおれませんでした。
社会派作品ではありませんが、ご理解頂けたらありがたいです。
お読み頂きありがとうございました。
◇
〈おまけのSS〉
充十)人間になって良かった事って何?
ミヤ)色! あのね、猫って2色しか認識出来ないの。二色刷りの世界で生きてきたから、赤の入った三原色の世界は本当にキレイだった。初めて夕焼けを見た時、ズルイって思ったくらい。世界がキレイになったんだ。
あと、味覚ね。何食べてもおいしいの。またランチ連れて行ってね。……嫌かな……嫌ならいいけど……。本当に!……ありがとう。大好き!
それとね……。
飼い猫だったから……手術受けてたの。……その……避妊の……。
でも、人間になった時、身体全体が作り直されたから……あなたの子供も……
(何言ってるの私!!! ダメ! 顔見れないよ。あ―――――。もうだめ――――。あ――――)
ミヤは自爆してしまいました。
身もだえるミヤを見て、それはそれは恥ずかしさが伝染してしまった充十。
恥ずかしすぎて、顔を見合わすことが出来なくなった二人でした。
◇
追記)
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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