母から話された衝撃的な事

私達は、長期的な休みになるとよく母の祖父母の家に行かされていました。

何故行くのか理由は、わかりませんでしたけど…。海が綺麗な祖父母の田舎に行くのは、大好きでした。

そして、母親から夜に電話がきて話をするんです。


「ちゃんとご飯食べてる?」とか「ちゃんと言う事聞いてる?」とかですね。


中1の時だったと思います!姉が友人と祖父母の田舎に帰ると言うので当時予定のなかった私も帰りたくて!母親にお願いしたんです。そしたら、駄目ってばっかり言うんです。私は、それでも何度も何度も頼み込みます。そしたら、母親はようやく折れてくれてお金を出してくれました。「やったー」私は、喜んですぐに切符を予約して行きました。

いつもと違って、母親が震えながらかけてきました。


帰宅してからか、電話でだったのか、「叔母夫婦が包丁を持って、毎晩お金をとりに扉を叩き続けるから、怖くて田舎に帰していたの」と衝撃的な事実を私は突きつけられました。

母親は、一人で息をひそめて帰るまで待っていたらしいです。何故、私にそれを話してきたのかはわかりません。ただ、母親も限界だったのではないでしょうか?

それから、叔母から借りて返済した60万の借金を返してもらってないと言われて、5万ずつ毎月返済していました。そこからは、刃物を持ってやってくる事もなかったようです。


私に何でそんな事言ったのか今でもわかりません。ただ、母親を守ってあげれなかった事は申し訳なかったと思っています。


昔だから、近所も通報とかしなかったんですよね。今なら、通報されてる可能性はありますよね。


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