私の物語【エッセイです】

あのお花見と初めて食べたフルーチェと…。

結婚する前の職場で、年齢が離れていましたが、子なしで夫婦二人暮らしの女の人と仲良かったんです！

彼女は、偶然にも私と同じ誕生日でした！そして、親がいないのも同じだったのです！そんな偶然あるんですね！私は、彼女と仲良くなりました。職場では、結構お話しました！

プライベートでは、誰かのお別れ会とかでしか関わりはなかったけれど…。お別れ会で、飾り付けを一緒にしたら！お花を切ったりするのも凄く上手くて！不器用な私とは違いました！今の私には、彼女が私と仲良くしてくれた理由がわかります。子なしの彼女にとって、独身、結婚に興味なかった私といるのはとっても楽で楽しかったんだと思います！

他の働いていた人は、彼女にまだいけるよ！子供今からでも…。と言っていました。私は、何の気もなしに彼女に「そうなんですか？」って聞いた時に年齢をこっそり教えていただきました。「もう、無理だよねー」ってニコニコ笑っていました。でも、今まで辛かったんだろうなって今の私にはわかります。それを経ての笑顔だったんだと思います。私は、二度とその話しには触れませんでした。

暫くして、職場に桜が咲きだした頃、彼女がお昼ご飯を作ってくるから一緒に食べようって言ってくれました。私と彼女は一緒にお昼ご飯を桜を見ながら食べました！彼女の料理は、もうそれはそれは美味しくて美味しくて😊デザートにって持ってきてくれた、イチゴ味のフルーチェを初めて食べて感動して、暫くハマってました😊

足が悪化したせいで、職場をやめてしまって、彼女とはそれっきりお別れになってしまいました。でも、いまだにフルーチェを見る度に「元気にしてるかな？」って思います。

あの当時私は、彼氏もいなくて、結婚願望もなくて、子供にも全く興味がありませんでした。そんな私と関わった日々が少しでも彼女に幸せな時間を与えれていた！と信じていたいです。本当に、素敵な笑顔で笑う人だった☺️職場で出会っていなかったら、ずっと仲良くしていたかったです。

あの時は、気にしてなかったけれど…。今、自分が子供を授かれない立場になってわかります。

あの言葉に、傷ついていただろうなって…。

「まだ、若いから大丈夫」「今からでも子供作れるよ」「出来る、出来る」って言われた言葉に傷ついた筈です。

私と他愛ない話ししてニコニコ、二人で笑ったり大笑いしたり！あの日々が、素敵な想い出の一部になっていますように…。

どうか、今もあの素敵な笑顔で笑っていますように…。

久しぶりにフルーチェを見たので、思い出してしまったので書きました。