私の物語【エッセイです】

太ってるから！

太っていた時に、ずっとお腹が痛いと病院に行きました。何件行っても、胃腸炎、胃腸炎と言われて、全く治らない日々を過ごしました。それで、ゴリゴリしたのがあるから盲腸じゃないかな？って夫に言って新しい病院へ。

すると、お医者さんに呼ばれて私を見た瞬間！！開口一番にこう言いました。「胃腸炎だよ！太ってるから、３日、ご飯食べなかったら治る」と言われました。

何一つ調べてくれなかったです。

夫と二人、凄く悲しくて辛くて帰りました。そっからも、毎晩毎晩、吐いて吐いて過ごしました。

自分の体だから、胃腸炎ではないと思っていました。だから、夫に最後に大きな病院に連れて行ってと、お願いしました。夫は、私の言葉を信じてくれました。

「こんなに薬飲んでるのに治らないのはおかしいよね」と言ってくれました。仕事を休んで連れて行ってもらったけれど…。正直、また太ってるから、調べてくれないのではないかと思う気持ちもありました。

診察室に呼ばれてすぐに先生は、「どこが痛いですか？」と聞いてきました。場所を説明して、触診をしました。そしたら、すぐに腹部CTを撮りましょうと言ってくれました。結果、【リンパ腫大】ってのがあったからと言われました。癌ではなく良性ではたるけれど、癌にならないか三ヶ月に一回の血液検査で腫瘍マーカーの確認をしましょうって事になりました。それが、見つかった時に、産婦人科に聞きました。そしたら、子宮と腸は近いから胃腸炎になりやすいと思います。と言われました。そして、リンパ腫大の経過観察と異形細胞の経過観察の日々を過ごしました。

どちらも、三ヶ月に一回。病院へ通っていました。

一年半が経って、異形細胞が消えたのと同時にリンパ腫大もなくなりました。

ただ、通ってる最中に何故か肝臓の数値が上がったりしたせいで…。肝臓の数値の検査を継続させられました。

太ってるからって言われ続けても、諦めずに通ってよかったと思いました。胃腸炎と言われ続けて、信じていたら酷くなっていたし。

異形細胞が見つかる前も、何件か病院行ったら胃腸炎って言われました。ただ、子宮癌検査は引っ越す半年前に受けていたから子宮は除外していました。もしかしたら、子宮じゃないのかな？っと思って病院に行って異形細胞が見つかりました。

もしも、あの時、自分が胃腸炎だと信じて疑わなかったらと思ったらゾッとします。たった半年で引っ掛かるとは、夢にも思ってませんでした。

ただ、一年に一回の子宮癌検査は苦手です。また、なってたらどうしようと思うと正直怖いです。

今年も検査に先月行ってきて、大丈夫でしたよと言われてホッとしました。

病気になって思います。自分の体の声を聞くのが大切だって事を知りました。異形細胞が見つかってすぐに、私は調味料を変えました。治療法がないから、自分で出来る事を必死で探しました。病気になったって事は、何かを変えなければいけないって事だと思ったからです。