3月31日 ハワイはカラカラで暖かい。

 爆睡した。

 ハワイは6時半、日本は夜中の1時半。


 チャラい方の紫苑になり、スーちゃん、リズちゃん、賢人君と温泉へ。

 コレにはショナも入ってくれた。


 そしてモーニングを食べにハワイの本土へ、海辺のホテルで朝食。

 ピンクのテーブルクロスにスーちゃんが萌えている。


「はぁ、ハワイって感じよねぇ」

「なー、迷う」

「全部食えよ」


「ですよね」


 ビーフハッシュとクラブケーキのエッグベネディクト、オムレツ。

 珈琲うめぇ。


 リズちゃんやスーちゃんとエッグベネディクトをシェア、フレンチトーストが美味かった。


「パンケーキって、何でこんな美味しいのかしら」

「モチモチ、ドハマリよな」

「日本のと全然違うもんな、分かる」


「でもさ、何で朝に甘いモノが食えるねん」

「お前とシェアする前提だからな」

「しょっぱいのは基本よね」


「あぁ、なるほど」


 そしてそのまま海へ。

 ウーちゃんのお陰なのか晴天、暖かい。


「ハナ、ココに住みたい」

「沖縄も良いぞぉ」

「台風来るだろ」


「ソーキそばがヤバい」

「あー、今ギリ、汁なら飲めるわね」

「昼はどうする」


「ハンバーガー?」

「それにしましょ」

「良いなぁ、そんだけ食えて」


「成長しちゃう?」

「あら」

「いや、ズルっこしない」


「偉いなぁ、よしよしよし」

「おま、砂を」

「よし、海に行きましょ」




 桜木は浮き輪。

 ココらはフィン禁止なので各自が浮き輪やボードで海へ、マジで泳げないのな。


「マジで泳げないのかよ」

「アザラシの皮が無いもんで」

「御伽噺って、ファンタジーよね」


「昔で、神話で、不思議が有る」

「俺は今も見てるんだよな、不思議よな」

「私は妖精がセットが良い」


「直ぐに死んじゃうんだもん」

「不死の困った所よね」

「だから脇が甘い、お前もそうならないのか心配だ」


「くっそ強いんだぞ」

「あっ!ふふふ」

「お前さぁ、浮き輪取り上げるぞ」


「やってみろ」

「ぶっ」

「逃げなきゃー」




 桜木さんがリズさんを投げ飛ばし、両手を使い鈴木さんを跳ね上げた。

 そして、賢人君に跳ね上げられ宙返り。


 運動神経が悪いとは思えない動き。


 そして今度は賢人君を跳ね上げた。


 凄い飛んだ。

 身体強化だろうか。


「紫苑さん」

「見た?凄くね?」


「身体強化ですか」

「そうなのかな、こう、ちょっと頑張った」

「やべぇっすよ、なんすかアレ」


「体は大丈夫なんですか?」

「おう、やったげようか」


「いや」

「ええやん」

「ビビってるんすか」


「はい」

「大丈夫だって」


「いや」

「せいっ」

「あ」




 桜木がショナ君を海へ。

 運動音痴はどうした、つかどうやった。


「どうやったんだ?」

「膝カックンからの、肩を掴んで共倒れ」

「なるほどねぇ、共倒れ好き過ぎない?」


「運痴なんで、技とか分かんないし」

「あそこはレインメーカーか、大外刈っすよ」


「どっちも分か」

「あ、賢人君」

「紫苑さんチョロいっすね」


 紫苑とは言え桜木を。

 凄いな賢人君は。


「オモロ。あの、腕に抱き着いてぐるぐるして倒すヤツ、やりたい」

「あぁ、飛び付き腕十字っすかね?」


「ファイ!」

「ショナさん」

「いえいえ、僕が」


 鍔迫り合いの末、ショナ君が腕に巻き付いたが、賢人君は耐え逆に海に沈めた。

 賢人君は武光とほぼ同じ体格、サイズ差補正エグいな。


「おー、ショナ凄い」

「飛び付きだけなら、小さい方が有利なので」

「問題は攻撃力っすよね、上手く行ってもパンチに欠けるんで」

「制圧には丁度良いだろ、俺も覚えたい」

「男の子よねぇ」


 桜木は女なんだけどな、スーちゃんこう言うの興味無し。


「あ、賢人君、スーちゃんにブレンバスター」

「なにそっ」

「こうっ」

「凄いな」

「賢人君」


「ぷは!凄い!なにこれ!」

「ブレーンバスターやで、他には?」

「そいっ!」

「凄いな」

「賢人君」


 桜木がジャーマンスープレックスによって沈んだ、賢人君のこう手加減しない所が良い。


「オモロ!凄いぞ賢人君」

「殆どは襟袖が有ればチョロいっすよ」

「もっと、何か投げて!」

「リズさん、止めて貰えません?」

「なぜ、めっちゃ喜んでるぞコイツら」


「おう、なんなら覚えたいです」


 俺やスーちゃんを練習台に投技を練習し、そのまま泳ぎの練習へ。

 体力有るなぁ。


「ショナ君、過保護だよな」

「自覚は有ります。でも分かってくれますよね」


「あぁ、運痴だって言ってたのにな」

「しかも、もう普通に泳いでますし」


「お、拗ねてんのか」

「あ、いえ、違います」


「素直じゃ無いなぁ」

「そうですね」


「はぁ、流石に、疲れた」

「おう、元気だなおい」

「エリクサー飲まれては?」


「あぁ、おう」


 なんかな、誰だこれ。

 日焼けして筋肉も程々に有って、真逆、真逆だからこうなのか?


「なぁ、お前、本当は男とか無いよな?」

「実は転移の歪みで性別が」

「なら女性物の下着は趣味ですか」


「チッ」

「でけぇ舌打ち、どっちでもそうしてたら良いだろ」


「落差が凄いから心配させちゃう、低い時はバリ低いのよね」

「そうやって切り替える方が楽か?」


「あぁ、まぁ、そうかも」

「なんだ、それも無意識か。先生が離人症とか解離を心配してたぞ」


「無い無い、紫苑も花子も同じ、一緒」


 良い笑顔、花子でもすりゃ良いのに。

 どうしたら良いんだか。




 男の子の楽しさをちゃんと体験したかも、凄い楽しい。


 それから少し、皆で浜辺でお昼寝をして、バーガーショップへ。

 お腹を満たし、遠い方の水族館へ紫苑ハナの転移で移動。


 おっきい、今日中に回れるかしら。


「鴨シーっぽーい!」

「お、スーちゃん行った事が有るん?」


「家族旅行で」

「良いなぁ、した事ない」

「それ、マジで何でだよ」


「病弱だったから?予定立て難いし、現に遠足とか工場見学に行けて無いし」

「お見舞いもだよな、どんだけクソだよ」

「じゃあコレが新しい家族旅行ね」


「男ばっかでムサいけどな」

「俺が居るだろ?」

「そうだけどぉ、中身がぁ」


 第2も第3の世界ちゃんも神様も、もしかしたら紫苑ハナに家族をあげようとしただけなのかも。

 世界を変えるだとか救うだとか、そうじゃ無くて、ただ家族をあげようとした。

 でも紫苑ハナはココを選んだ。


 そうなると、ココでも家族が出来なかったら、またどっかに行っちゃうのかも。

 もし本当にそんな事が起こったら、私は、悲しめば良いのかな。




 急に紫苑へべったりし始めたスーちゃんと、それを抱えながら歩き回る紫苑、マジで兄弟みたいだ。


 そうしてイルカショーにアザラシショー、サメ、ペンギン、ウミガメ、そしてカラフルな鳥達。

 桜木は直立するアシカが気に入ったらしく、暫く眺めていた。


 そして、クジラとイルカの子を見た後、無表情で一服しに行ってしまった。


「どこも、アイツにとっては地獄にもなるんだよな」

「人魚さん、身柱さんの子供に、私でも無理よ。まして時間も経ってないんだし」


「家族が苦手なんだ、どうしたって難しいんだろ」




「紫苑さん」

「いや、大丈夫。人魚と人間の子に繁殖能力が有るか気になっただけ」


「それで」

「問題無いらしい。音痴のクジラを思い出してた、繁殖能力は有るのに誰とも話せない。あの子は近い子と一緒に居られるけど、簡単には繁殖出来無いとか、難しいなと」


「この世界には、音痴のクジラは居ませんよ」

「直ぐに召し上げたんだってね、星座にしたらしいよ、オーディンが。転生者の話しを内緒で聞いてあげたんだって、良いヤツやん」


「人間には、直接介入してないから大丈夫なんですかね」

「ね、そうみたい。オーロラを泳いで歌ってるって、白鯨と」


「それ、報告して良いですか?」

「神託の巫女に恨まれ無い?」


「いつ、何処で誰に聞いたかは、報告しませんので」

「宜しくどうぞ、戻るか」


 海辺の家も、候補に入れるべきなんだろうか。


「大丈夫?」

「おう、後で良い報告が行くお」

「今言えよ」


「言わなーい」




 休憩に私はアイス、紫苑ハナはホットドッグとロコモコ。

 其々を紫苑ハナから一口貰う、美味しい。


「くそ、美味いじゃねぇかよ」

「なんでムカついてんのさ」


「お前に深刻な悩みがあるってのに、幸せを感じたからだ」

「いや、そこは区切れよ。人魚に関してはそれなりに内部処理出来たし」


「ほう、なら良い、もう一口」

「私も」


 美味しい、美味しいは正義よね。


 それからお土産屋さんへ、青臭くても皆で同じ物を購入、ココだけで売ってる光るガラスの置物。

 スノードーム、ハナはアシカ、白い砂やホログラムがサラサラ舞う。


「オルゴールとか有れば良いのにな、直立するアシカがクルクル回るやつ」

「お前、それ欲しいか?」

「昔有ったわよね、卵型のをこう開けて、鳴るの」


「親戚の家に有ったなー、水色か薄緑色の卵、ピカピカ光って鳴るやつ」

「今思うと、多分、イースターエッグよねぇ」


「あぁ、馴染みの無いイベントやんな。ショナ、直立するアシカのオルゴール無いのかね」


「探しておきますね」

「いっそ作っちまえよ」

「出来るの?」

「じゃあじゃあ、卵型のガラスドームで……」




 海辺へ向かいながら紫苑さんや鈴木さんの要望を聞き取り、オルゴールのイメージが出来上がっていく。

 土台はサンゴ礁の白い何か、卵型で、白い砂と青緑色のホログラムが舞うスノードーム。


 桜木さんは嫌がるかも知れないけれど、中身を人魚にしても綺麗なんじゃないだろうか。


「じゃあ、こんな感じで」

「シュール過ぎだろ」

「可愛いじゃない、ねぇ?」

「ほらー、瞬きしたらなお良いよな」


「パチパチしたり、マッタリした顔のね」

「それそれ、あの顔が可愛い」

「もう魔道具の領域だろ」


「あー、アシカだけでもお願いしちゃおうかな」

「良いなぁ、私アザラシが良い」

「白い赤ちゃんのなら俺も欲しい」


「「それはズルい」」


 一応、3人分のオルゴールの見積もりはお願いする事になった。


 そして浜辺に付くと、筋トレを始めてしまった。

 紫苑さんは本当に元気だ。


「こう、もうちょっと背筋を真っ直ぐに、そうっす」

「エグい」

「無理無理、倒れそう」

「頑張れスーちゃん」


「しゃがめないぃ」

「限界点、有るよねぇ」

「出来てんじゃねぇかよお前」

「そうっすね、かなり良い感じっすよ」


「レーヴィ式だ、鈍ってんなぁ」

「桜木ではしないのかよ」


「大概は回復期だから、暇が無くてね」

「大丈夫なの?もう戻したら?」


「まだ大丈夫っしょ、寝る時は戻してるし。今夜は戻しっぱなしのつもりだし、何食べようか」


 今夜はハワイのコテージへ宿泊予定。

 日本時間4月1日の1時半に大演習が始まる。


 今はまだ日本は朝の10時半、残り10時間と少し。

 再投票の通知は無し、ただ世間には情報が続々と流れている。


 召喚者様は引き籠もりたい、と。

 何故なのか、引き籠もらせない様にするには、等々。


 だが大演習の事は一切知らされていない。

 これが良い方向に行くのか、悪い方へ行くのか。




 夕焼けが良い具合の頃、紫苑ハナが起きたので筋肉痛を治して貰い、リズちゃんを散々追いかけ回した。


 それからコテージへ。

 海辺の平屋、白いお家、好き。


 従者は見回りへ、私達は3人でそのまま浜辺へ。


「ねぇ、ハナにとっての可愛いって何?」

「ウブさ」

「即答かよ」


「ワンコさんは?」

「最後の方でグッときた」

「まだ解除して無いのか?抑制魔法」


「いや、解除してあるでよ。解くと反動が有るから、あの呼び出しの時も素のまんま。今も、コッチ来てからはして無い」

「ねぇ、色々聞いて良い?」


「モノによるけど、どうぞ」

「先ずはね、前提からなんだけど」

「小野坂は似た能力だったんだ、お前の下位互換。で、お前のスペアだったんじゃ無いかって。俺らは考えたんだ」


「それで、どの世界も、どの世界ちゃんも、ハナに家族を与えようとしただけかも知れないって思ったの。もしマサコちゃんがスペアだったなら、ハナは帰って来なくても大丈夫だった。勿論、良い意味でね」


「ワシがスペアでは無く?」

「うん」

「まぁ、仮定だ」


「でも、最初はシーリーだよ?」

「マティアスさんに、ルーカスが居るでしょ、ウブちゃんじゃない」

「ちょっと弱々しいけどな」


「だとしたら、とんでもないお見合い斡旋方法なんだが」

「危惧してるのは2つなの、ハナがまた何処かに行っちゃう事。それか、ドリームランド。私ね、全部が繋がるって信じてる、けど、そうしたらハナが、そっちに行っちゃいそうで」

「それで、もし何処かに転移しそうなら。俺らの事は気にしないで、行って欲しい」


「そう言われると不安になるなぁ」

「不安じゃ無かったの?」


「別に、得くに何も」

「こう俺らは不安なのに、お前は不安そうじゃ無い、準備もしないし」

「執着、無いみたいで怖いの」


「演舞ぞ?そんな、不穏分子がまだ居るの?」

「それは、悪魔の証明になるんだよ」

「0をどう証明するか。神様達の介入が無いんだもの、不可能なのよ」


「君等もか、ワシは強いんだ。だから大演習する、死なないから大丈夫」


「怪我もイヤ」

「それ位は勘弁してよ、お互いに全力でやるんだから」

「死なないでも、もう四肢を失くして欲しく無いんだよ」


「義体が無いしな、赤ちゃん返りは不便過ぎるし」

「頼むよ」

「お願い」


「善処します」




「俺ら、民間の方に嫌われ無いっすかね」

「卵位は投げられるでしょうね」


「それをきっと、それを怒ってくれるんだろうなって。その悪循環が、心配なんすけど」

「そうですね、民間の方を嫌いにはなって欲しくは無いですね」


「こう、ここまでを、民間の方が慮ってくれるかどうか」

「救うとも桜木さんは大人ですし、分かってくれると思いますよ」


「落ち着いて、諦めてるんすか?」

「落ち着いてるだけですよ」


 超落ち着いてるし、マジで意味分かんないっす。

 俺は戦いたく無いのに。


「マジで、どう処理したんすか」

「手抜きなんかしたら嫌われちゃいますから」


「だけ?」

「他に必要ですか?」


「いや、確かにそうっすけど」


 やっぱ機械人間、分かんねぇ。


「さ、夕飯にしましょう、準備を」




 スーちゃん達に泣き付かれるかどうかで、ショナ達が帰って来た。


 そしてバーベキュー。

 バーベキューすら懐かしいな、サーモンにソーセージ、ハム、ベーコン。

 ピーマンの肉詰めも、ソースは作りながら。


「グレイビーソースってどう作るの?」

「小麦粉と肉汁だけ、つか今日のはピーマン臭いじゃろ」

「そうでも無い、つかマヨ醤油ヤバいな、米くれ」


「あいよ」

「あ、梅ピクルスのタルタルはどうした」

「私もそれ食べたい!」


「あぁ、賢人君、焼きお願い」

「うっす」


 新玉ねぎと第2フィンランドの梅ピクルス、汁を少し、マヨネーズと玉子。

 以上だ、先ずは賢人君へ。


「どや」

「ヤバいっすね、パンにも合いそうっすよ」


「あぁ、サーモンフライサンドか」

「食わせろ」

「食べたいー」


「フライはマジで面倒」

「洋食屋さんに頼んでおきますね」


「お、おう、頼む」


 からのエリクサーをがぶ飲み。


 真っ先に満腹で眠気を催したのは、リズちゃん。

 スーちゃんとシャワーを浴びさせベッドへ、そのままスーちゃんも撃沈。

 賢人君も部屋へ下がった後、少ししてアレクが帰って来た。




「疲れた」

「お疲れ様、飲むか?」


「溢れるのが怖い」

「吸い上げは天使さんが居るし、ほら」

《何事も経験ですよ》


 アレクは紫苑さんが差し出したコップを飲み干し、暫くして頭痛を起こし、巻き付いていた。

 紫苑さんなら魔石で吸い上げも可能だそうで、直ぐにまた巻き付いていた。


「一緒に寝よう」

「なぜ」


「回復するかの実験」

「あぁ、なんで暑い場所で試すかね」


「くっつかないで済むでしょう」

「あぁ、はい、実験するか」


「ショナ、止めないのか」

「いずれはと思ってたので、確認出来無い所でされるよりは良いかと」

「シオン、ごはん」


「はい、どうぞ。ミーシャを迎えに行くか」


 ミーシャとエナさんを迎えに行き、花子になりシャワーを浴び、ベッドへ。

 隣りのシングルベッドにはショナ、ダブルにはアレクと自分。


 エリクサーをがぶ飲み。


 アレクは勉強、偉い。


「サクラ、分数の割り算出来る?」

「怪しいかもしれない、今度教えてくれ」


 真面目に勉強していたが、タブレットを顔面に落としそうになっていたので、取り上げて様子を見ると。

 そのまま寝息を立て始めた。


「電気、消しますね」

「おう」


 真っ暗にはならないので、まだがぶ飲み。

 アレク、暑い。


 眠い。

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