第2話

夏休みに入ったら、マンドリンのサークルで新入生のための特別合宿で琵琶湖湖畔に行った。

ボクは女の子みたいだったから、部屋も女子といっしょの部屋にしてくれていた。

入浴の時になって、ボクは、ちっちゃいのを気にして、女子のほうのお風呂に入りたいなあ~って思って、女子のほうの入り口で、うろうろしてたら、女子の先輩が、そんなボクのことを見て、何か察知したようで、

「わたしは女子やから、その辺のこと、よくわからへんけど、ええわっ!女子のほうで!女子のほうに入りなさいっ!」

って言ってくれた。

ボクは、そう言われて、速攻で、女子のほうに入った。

入ったら、すでに女子の先輩方も新入生も、何人か入浴されていたけど、ボクが入っても、何も気にしてなかったので、ボクも女子といっしょに、お風呂に入らせてもらった。

普通にいっしょに入浴して、自然な感じで体も洗えて良かった。

先輩方も、新入生も、みんなボクのことを同じ女子のように思ってくれてたみたいだ。

それから、みんなでマンドリンの練習をみっちりやって、ボクは女子の部屋で、女子といっしょに寝た。

着替えも下着も、ぜんぶ、ボクは、いつも女子用の可愛いのを着てたから、合宿にも、いつもの可愛いのを持参して来た。部屋でも、女子たち、みな、ボクの可愛い着替えとかを見て、普通に自然に、女子みたいな感じで接してくれていた。

先輩も、同じ新入生も、女子の友達いっぱい出来て良かった。

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