第15話料理回かHな回は入ってくるよね後編
前編でドキドキしました?
「あ、そこ、気持ちいいよ周平」
「・・・」
「も少し上の方を擦って。ん、そこそこっ!」
「・・・」
「ちょうど良いところに当たってる!いいっ」
「ちょい黙れ」
別にエロエロなことはしていない。
ただの足つぼマッサージをしているだけだ。
優等生を維持し続けるにはそれなりの努力の継続が必要である。しかし湊も女の子、体に疲労は蓄積していく。俺は労わってやるためにマッサージを覚えたのだが。
「次は下の方を押し付けながらグリグリしてほしい・・・」
言葉でセクハラされているのである。
なんだろう興奮するより、ただただ悲しくなっていくのは。
ああ、肉を前におあずけされた犬の気分なんだな。
美味しそうな肉が出てきて大興奮だったのに。何度も何度もお預けと言われてギリギリのところで視覚と匂いを刺激されて、クウ~ンクウ~ンと鳴く。
テレビで見たとき可哀そうだなと思っていたけど、その悲しみを本当の意味で理解したよ。
ただ俺の場合はあと数年お預けが決まっているがな!
「湊さんや」
「なんでしょうか周平さん」
「襲われたいのですか」
「襲ってもいいよ。私は約束を守るつもりだったけど周平から迫られたら拒むことが出来ませんでした、と告げるだけ」
「俺が悪いことになってる~」
悲しい、悲しいよ。
誰かに聞いてほしいけど。リア充は埋まった後に爆発してから死ね!と言われたことがあるんだよな。他にも同程度のことしか言われてない、なぜか最後は全部、死ね!だ。
「周平も可愛い彼女の足をいろいろ出来て嬉しいでしょ。私はマッサージをしてもらえて気持ちい。周平はおみ足に触れるし、オカズが出来るから嬉しい。ほら、需要と供給が釣り合ってて良いこと尽くめじゃない」
「もう少しオブラートに包んで言ってほしいな。あと俺の性的欲求がどんどん増えているから釣り合ってはいない」
一通り軽めのマッサージを施すとIHヒーターが終了の音が鳴った。
「ほら、カレーなんだから着替えてこい。食事中に学校の事を話そう」
「はーい」
俺はキッチンに向かい、湊は着替えに部屋に向かった。
ーーーーーーー
「ムラムラする?」
「ムラムラします」
「襲っていいよ!」(≧∇≦)
「出来ないから心で泣くのです」(T-T)
学校であったことの説明は次で。
不安定なときと普段の湊の行動があんまり変わってないな・・・(;´Д`)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます