第7話 アンチテーゼ・エロ
(・ω・)
性的描写を断片的に綴った問題作
『ワンショットの欲望』
https://kakuyomu.jp/works/16817139555092168325
カクヨム運営に削除されたり、多くの批判を寄せられそうで
正直、投稿する事に不安はありました。
(・ω・)
本作のテーマのひとつが「アンチテーゼ」でした。
カクヨムに投稿されている作品をランダムに読み
幾つかの共通点に気付きました。
・批判を警戒し過ぎて過剰に自主規制し描写を控えてしまう。
・もしくは描かず、ばっさりカットしてしまう。
・さっさと進めば良いのに、いつまでもモタモタしている。
・リアリティの無い、童貞君の妄想っぽい描写。
・セックスに付随するドロドロした情念、愛憎が多過ぎる。
!(`・ω・´)☆!
「小僧共!ワイが大人のエロを見したる!」
という意気込みで(嘘)
(`・ω・´)☆!
本作は、火を着けたテキーラのショットを煽るような
(アメリカン・パリピかよ)
読み心地を意識しました。
・ストレートに灼けるようなリアリティある質感。
・ためらいのない身勝手でむき出しの欲望。
・その場の空気や匂い、肌の感触が伝わる描写。
・ドライとロマンチックを重ねた情景の浮かぶ表現。
このような点を意識して執筆しました。
(・ω・)
当初の不安とは裏はらに、読んで下さった方々から
「上品さと綺麗さを醸す大人の雰囲気のある作品」と
評価をいただけて、とても嬉しく思っています。
(結構ドイヒーなストーリーも書いたので恐縮です……)
(´・ω・`)
本作全体のイメージに合う曲は
浜田省吾の『Breathless Love』です。
私は執筆中に作品に合う曲が思い浮かぶのですが
やるせなさと激しく求め合う熱感がマッチしたため
タイトルは『傷だらけの欲望』から取りました。
(´・ω・`)
実は私が本作で伝えたかったのは
ラストの『刹那の繋がりが消えない』かも知れません。
https://kakuyomu.jp/works/16817139555092168325/episodes/16817139555137250064
何故、人はセックスを求めるのか。
それは全身を母胎の温もりと繋がりの安心に包まれた
刹那の10ヶ月の幸せを、記憶が消えても身体が覚えていて
肌の温もりとひとつに繋がれた愛しさの欠片を求めて
彷徨い続けるからだろう。
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