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「というわけで……オマエと私は、恋愛関係になることが可能になったわけだけど」
「俺はそれ喜んでいいのか? おまえのうんこにうどんが出たことを喜べばいいのか?」
「よければ実物の確認もできるよ」
「いや確認しねーよ羞恥心ねーのかおまえは。つか流してなかったか」
「証拠として採取して取り置いてる」
「採取して取り置くな!? きったねーだろ!?」
「大丈夫。茶色い色合いはうんこじゃなくてウコンだから」
「カレーうどんなの!? 鼻からすすったのカレーうどんなの!? おまえカレーうどんを鼻からすすったの!?」
「鼻からカレーうどんという芸当をこなして服にひとつのシミもつけなかった。けがれなきこの体は奇跡のたまもの」
「服のシミどころじゃねーくらいおまえの存在がけがれてねーか!? 鼻からカレーうどんすする人間が恋人うんぬん言ってたのもうあらゆるものに対する冒涜としか思えないんだが!?」
「で、そんな私にオマエがいだく感情は?」
「恋愛的な意味で好きだよチクショウ!!」
「……っ」
「え、いやその、今まで平然としてたのに、急に照れられても、その……困るんだが」
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