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「こうなったら、奥の手を使う」


「奥の手とか究極とかさっきから使い過ぎて底が浅くなりすぎてないか? 上げ底弁当か?」


「凍ったちらし寿司を、私の口に……ぁむ……もごもご……」


「おまえ、まさかッ……この期に及んで、自分で食うだけなんて創意もへったくれもない行動、するわけもないよなあ……!」


「もひろん。わらしの口で溶かひたものを、口移くひうふし、する」


「おまえッ! どこまで自覚してやってる!? その行為はもうエロスに両足突っ込んでるぞ!?」


「スカートめくり上たりもした、今さらの話」


「めくり上げた結果お出しされたのはロボの合体変形機構だがな!?」


「逃さない」ヌルョン


「太ももヌルョンリターンズ! 首が絞まるッ……!」


「かーらーのー……あむあむ……れろれろれろ」


「だから耳ッ!! 口から耳へ口移しッ!! なんでおまえは耳から食わせることにこだわる!?」


「おもひろいから」


「完全に遊んでんじゃねーか!! はっ倒すぞ!?」


「そうは言っへも体は正直……れろれろ……れろれろれーろ」


「はふうッ溶けかけの米粒が耳の穴に未知の刺激を与えるゥウンッ……」


「惚れ直ひた?」


「惚れ直すわけねーだろ普通の人間だったら!! ちくしょうちょっとドキドキしちゃう自分がくやしい!!」

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