【緊急】倒産した某ライティングスクール受講生の方へ
一時期「小説家の雇用」でTwitterなどをにぎわしていたM社が廃業、Y代表が自己破産するそうです。
本日オンライン説明会があったようですが、Y代表が単独で映っている動画を一方的に流したものらしく、謝罪の言葉こそあれ弁護士の同席もなく、当然ながら具体的な救済や今までの未払い報酬の支払いについては十分な説明がなかったようで。まとめを拝見した限り、経緯説明すらもおざなりだったようです。
そんな中、一つだけ収穫だったのが、かねてから関係が取りざたされていたC社に営業などの助言を受けており、それによってクラウドワークスを利用した規約違反(および特商法にも触れている可能性が高い)の勧誘を行ったと明言したことです。
C社のU代表はこのY代表の発言を虚偽としており、今後訴訟を行うそうですが、訴訟の経過を公表しない限りはクライアントからの信頼は損なったままじゃないかなぁ……。むしろ同じ穴の狢というか、もともとグルだったように感じる人がいたとしても仕方がないように思います。
まぁ、もともと充分な信頼を得らえていたかどうかはワタクシは存じませんが。
とにもかくにも、こういった「在宅ワークビジネス」において、景気の良い話でいっきに受講者とお金を集め、2~3か月で代表が自己破産して会社をたたむ、というのはこの業界ではよくある話です。
こういったグループは持ち回りで代表を務めるので、半年もすると同じグループが何食わぬ顔でしれっと別の業界で似たようなビジネスを立ち上げていたりもします。
もちろん、こういった「ビジネス」の被害に遭わないにこしたことはないのですが、詐欺師はとても功名なので「自分は大丈夫」と思っている人ほどあっさり引っかかったりもします。
また、被害に遭って心にダメージを負い、判断力が落ちているところにつけこんで、優しく相談に乗っているふりをして徐々にお金や労働力を吸い上げていく輩は後を絶ちません。
詐欺はする側が全面的に悪いのですが、残念ながら悪い奴にはどこにでもいます。
少しでも被害を小さくできるように自衛しましょう。
(マニラのスラム街を札束見せびらかしながら裸で女性が一人で歩いていたら、まず間違いなく何らかの被害に遭いますよね? もちろん、それだって加害者が全面的に悪いのですが、避けられる危険は避けるべきだと思います)
さて、今回の件については元受講生ではなく、全面的にM社(およびC社)が悪いという大前提のもとですが。元受講生の皆さんには以下の事をお勧めします。
・受講料をクレジットカードの分割払いにしている方は、すぐにカード会社に連絡して分割払いの停止および抗弁書作成の手続きを取ってください。今後の支払いを停止できます。
・救済を申し出てくれた別の人の講座はたとえ無料でも受講したりせず、自分で頑張りましょう。あまり考えたくありませんが、こういった弱っているときにやってきて優しく相談に乗ってくれている人はもしかすると詐欺師かもしれません。WIKIに名前があったり、著名な企業や出版社に所属している、もしくは大学で教鞭を取っている人ですら信用できるとは限りません(身内が被害に遭いかけました)
・M社とのやりとりはすべてスクショや動画、契約書などの証拠をそろえ、最寄りの消費生活センターに相談してください。犯罪被害はまず公的機関に相談を。
法テラスで弁護士に無料で相談することもできます。泣き寝入りは業者を付けあがらせて次の被害者を生み出すことにもつながります。
・提出した記事を無断で改変、転載された元受講生もいらっしゃるようです。お手元の契約書面で著作権についてよく確認してみましょう。
・一人で問い合わせてもこういった企業はまともに答えずごまかしてしまう傾向にあります。元受講生で連帯して責任の所在と被害の補填を追求しましょう。そうでなければみんなで泣き寝入りする羽目になるかもしれません。
・今まで請けた案件が架空のものではないかどうかは、同じ依頼が重複していないかを確認すればすぐにわかります。
異なる受講生に同じ依頼をしていたならば、それは外部からの依頼ではなくて内部の広告作成用か架空案件です。ぜひご確認を。
決して安い受講料ではありませんが、一度の失敗にへこたれず、転んでもただでは起きない精神で頑張ってください。
ライターを志すならば、いっそこういったサイトで被害の記録をつけてみるのも良いかもしれませんね。注意喚起にもなりますし、もしかするとわずかでも広告収入が入るかもしれませんよ?
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