第25話 ひとまず帰ろう
「マックス、家まで送ってくれる?何か自分がどこにいるのかわからなくなってきた!」
「キャハハ、壊れてきたな?まずは休むべきだよ
吸収木(今後の管理)
黒い霧(?)
結婚(誰とだっけ?)
ルータスとの話
モグのハンバーガーの準備
あ!ご両親への結婚の話
アリア、1年くらい逃げてれば?」
「逃げますか……どこによ?!危うく逃げるところだった。悪魔の呟きには耳を貸さない」
「アリア、悪いこと言わないから休め、君が1日いなくても世界は大丈夫だ。僕がいる」
「あ~最後の4文字で休めなくなる、あ~」
「おまえケンカ売ってんな?」
「アハハ、飛行機でぶ~~~んと、ね!」
「なんの物語かわからなくなってきたぞ、ヤバイ」
「アハハ、飛行機でぶ~~~んと、ね!」
「モグは?」
「イヌよ」
「違うよ、何処にいるの?」
「知らない、いや、わからない???」
「え~」
その時、モグは次の新たな主人はこの人だろうとの憶測で国王にまとわりついていた。
「なんだこのイヌ? やたらなついてくる?え?! アリアのイヌか……仲良くやっていこう」
「アウォーン」
結局、マックスがアリアとモグを空挺に押し込み、「遠い空国」を目指し飛び立った。
────
───────────
─────────────────
───────────────────
「空挺!!!王女様が戻られたぞ!」
「おい、ルータス、ルータス」
「聞こえてますよ、ルーじいさん。無事に戻られてなによりです」
「なによりです?ではなくて今夜こそは夜通しで宴会だ。準備を急げ!秘蔵の美酒を開けてやるぞ~」
空挺ではアリアは爆睡。モグはちょっと機嫌が悪かった。なぜなら餅があるのはわかっていたがハンバーガーがないことがわかっていたからだ。ジダン王国にはチェーンのハンバーガーショップがあり、ロナウド王子との結婚に賛成したのもハンバーガーがあるからであった。
「モグ、アリアを起こして、あとヨダレを拭いて……全く……とにかくヨダレを拭いて」
アリアは凛とした。
「お父様、お母様、戻りました」
「アリア、お帰り。今度こそはゆっくりできるのか?前回言いそこなったが世界を背にした働き見事であった。また、卑弥呼様の後継者とのことビックリしておる。モグもよくがんばった。モグには勲章を授けることに決まった。副賞としていつでも餅食べ放題だ。文句はなかろう」
「ウアォーン」おとな
「アリアなにかみんなに話はあるか?」
「ないですー」
「え?!」
「いや、たくさんありすぎて、ないです」
「え?!おまえは何を言ってるだ?」
「あ~あ~皆様のおかげで木が飛んで、くるくる回ってありがとうございました」
王国と王妃はアリアの異変を察し、今夜の宴会は中止した。
「くそ~美酒を飲みほすつもりだったが王女様、大丈夫かな? なあ、ルータス?」
「心配です。これからもずっと……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます