❀登校
俺は家を出て家の鍵をかけた後ろを振り返ると紅人が付いてきていたのだった。
「なんで付いてきてるんだよ?」
そう聞いてみると心底駄目なんですか?って顔をして「良いじゃないですか〜離れたくないんですよ」と言い返してきた。
「いや…良くないからな?学校に行くんだぞ」
妖なんかが学校に行ってどうするんだよ!
「確かに妖なんかが学校に行っても楽しくないですけど側に居たいんですよ」
ん…?今なんか心のなかで思ったのがこいつに伝わってなかったか?そういえばこいつなんの妖なんだ?
「なぁ…お前ってなんの妖なんだよ」
俺がそう聞くと紅人はクルッと振り返って妖しげにニヤリと笑ってこう言った「俺はサトリなんです」と。それを聞いた俺はあぁ…なるほどなとやけに納得したのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます