第7話
弟は、めっちゃ頭、賢くなってきて、中学でも勉強出来るようになってるみたいだ。部活も剣道部に入って、いわゆる文武両道ってやつになっている。
あたしは、府立高校に合格して、高校生になった。高校の近くには、伊勢寺ある。百人一首の伊勢さんの暮らしてた庵で、今はお寺となっている。伊勢さんに導かれて、この高校に来たのかなと思っている。
高校1年の副担任の安藤公子先生は、体育の女の先生。
「あやめちゃんは女の子みたいだから、体育も女子といっしょにやりなさいねっ」
って言ってくれた。
「更衣室と洗面所も、女子のほうを使うようにねっ」
「ありがとーっ、きみちゃん!」
「友達じゃないんだから」
「あっ、ありがとーっ、きみちゃん先生!」
高校に行っても、先生方も、まわりの友達も、みんな、あたしのことを女子として見てくれたから良かった。
部活は美術部に入って、放課後、毎日、絵を描いている。高校の美術の授業で、初めて油彩画を習って、それから油彩画の面白さに、はまってしまった。
体育の授業で、跳んだり走ったりしてる、きみちゃん先生のことをしっかり覚えておいて、その日の放課後に、きみちゃん先生の、その姿を絵に描いている。
家に帰ったら、部屋でも、きみちゃん先生の絵をひたすら描いている。でも、家では、きみちゃんのえっちな姿を描く。体操服をだんだん脱がしていって、下着姿にして、それから下着も脱がして、裸にする。そのあと、あたしとえっちしてる絵を描いている。でも、あたしも女の子の体だから、きみちゃんとあたしのえっちも、女の子どうしのえっち。
夜、あたしは裸になったり、可愛い下着を着けたりして、えっちな格好をして寝てるけど、寝てしばらくすると、甘い香り、漂ってきて、そのあと、霊の女の子に体を抱かれて愛撫されてしまう。顔中にキスされてるのを感じている。
その霊の女の子は、いつも、芸術とか愛とかに対して、高い意識を持ってないと、師匠として怒ってる感じだから、あたしも、それ以来、つねに、意識を高く持つようにしている。 部屋にいる時は、つねに、そう意識して、絵を描いたりしている。
修学旅行に来てくれた時は、女の子の声、聴こえてきたんだけど、あれから声は聴いていない。体を優しく抱きしめられて愛撫されてキスされてるのは感じているんだけど。
毎晩、その女の子に体を優しく愛撫されてるから、あたしの体は、だんだん本当に柔らかくて曲線的な、えっちで可愛い、女の子の体になっていった。
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