第5話

中2くらいの思春期になって、あたしも、家で1人になった時は、お母さんのえっちで可愛い下着を借りてきて、三面鏡を開いて、裸になって、下着を着けたりして、えっちな格好をいつもしている。その、あたしのえっちな格好を自分で見るの、めっちゃ大好き。お母さんも、えっちな格好、めっちゃ好きそうな感じする。いつも、えっちな格好してそう。そういう、お母さんのえっちな格好、お父さんも、めっちゃ好きそう。2人で、いつも、えっちなこと、してそう。えっちなこと大好きな2人のような気めっちゃ感じる。


中3でも、沖縄に住んでるもんだと思っていたら、あたしと弟は、大阪の祖父母の家に引っ越して、大阪の中学に転校することになった。両親は、仕事のため、沖縄で、そのまま、まだ、2人で暮らしていくことになった。両親、沖縄で2人っきりだから、2人で、えっちし放題やんっ!いいなあ~って思った。両親ほんまに、えっち好きやなあ~。


沖縄の中学のクラスのみんな、あたしのために寄せ書きを書いてくれた。クラスで、いちばん好きな女子の、

「あ~、今、ちょっと反抗したなあ~、憎たらしい。うっそっさ~」

っていう文章を読んで、めっちゃその子らしくて笑えたんだけど、中3になっても、もっと、その子に反抗していきたかったなあ~って思ったら、なんだか、めっちゃ寂しくなってきた。中3でも、いっしょに過ごしたかった...


大阪の祖父母の家に引っ越した。入った瞬間に、いきなり、何か霊の存在を感じた。

家全体を守ってくれてはるような、大きな霊の存在をまず感じて、それから、あたしの部屋は2Fだったから、2Fに行ってみようと、階段を少し登っただけで、もう、2Fにも、何かの霊いるみたいだなあ~って、めっちゃ強く感じた。


思いきって、あたしの部屋の中に、ダーッと入ってみた。やはり、確かに、何か強い霊の存在を感じた。入った瞬間、なんだか、ちっちゃくて可愛いお人形さんの存在を何体か感じたんだけど、部屋の中には、実際には、どこにも、お人形さんなど存在してなかった。もしかして、前の住人の愛してた、お人形さんの残像なのかなあ~って思った。


弟の部屋は1Fで、特に、そんなに強い霊の存在は感じていないみたいだった。


それから、何日か過ぎて、弟は、めっちゃ本を読むようになっていた。

沖縄の時は、まだ小学生で、そんなに本を読んだりしてなくて、読んでたとしても、切手の本や雑誌くらいだった。切手を集めてたから。でも、中1になって、大阪の祖父母の家で暮らすようになってから、小説だとか、いろんな本を部屋で読むようになったみたいだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る