第11話

家では毎日、イレーヌちゃんとえっちしている。

えっちする時は、いつもボクの部屋だ。ボクの体は女の子みたいなので、2人のえっちも、女の子どうしのえっちになってるけども。

だから、良いのかもしれない。ボクも、イレーヌちゃんも、2人でする女の子どうしのえっち、好きなの。

それをボクの部屋の霊も見てくれている感じだ。

2人のえっちも応援してくれてるように思える。

ボクの部屋の女の子の霊は芸術家のような感じしてるけど、それと同時にめっちゃ愛を伝えてる女の子のような気する。芸術を通して、愛を語ってた女の子なのだろうか?紫式部さんだとか、伊勢さんだとか、そういう女流作家や女流画家のような女流芸術家の女の子なのだろうか?

ボクの高校の近くには伊勢さんの伊勢寺もある。伊勢さんに導かれて、この高校に進学したのかなって思ってる。部屋の霊の女の子と、伊勢さんとは何か関係あるのかな?

高2の文化祭では、ボクは霊の女の子を絵で表現して展示した。

来場者の中に、霊感のある女子がいて、ボクの絵を見た瞬間に、

「この絵の女の子、みんなに愛を説いてますねっ!」

って、ボクに話しかけてきた。

「しかも、今の時代の女の子ではないですねっ!昔の...平安時代くらいの女の子ですよねっ!」

って言ってきた。

「昔の、平安時代の女の子を通して、愛を絵で語るなんて、あなたも凄いですし、めっちゃ強力な愛のパワーを秘めている女の子のように感じますねっ!そう感じさせるのは、あなたの絵の力なのか、この絵の中にいる女の子なのかは、わかりませんけども...」

そう言って、展示教室から出て行った。

と思ったら、また教室に入ってきて、

「この女の子、どなたなのかはわかりませんけど、あなたのこと、めっちゃ好きに思ってくれてるように感じますから、この女の子のことは大切にしてあげてくださいねっ!あなたも、この女の子のこと、好きでいてあげたら、女の子もめっちゃ喜んでくれそうですよっ!」

って言って、ボクに笑いかけて、教室を出て行った。

ボクの横で、いっしょに話を聞いていたイレーヌちゃんも、びっくりしていたけど、ボクも、そう言われて、ああ、やっぱり、ボクの感じてたのと、なんとなく似てるなあ~って思った。

毎晩、めっちゃ強力な女の子の霊を感じてて、でも、なんとなく、芸術に高い意識を持とうと思うようになってからは、霊の女の子とも仲良くやっていけてるように感じていたから、これからも、そういう意識を持って、高校生活を送っていこうって思った。

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