第3話

高校生になって、おっぱいも柔らかく大きくなった。

ちょっと走っただけでも、ゆれて、こすれて、感じてきちゃう。

だからブラを着けるようにした。アディダスのスポーツブラ。スポーティーで、ちょうど良い。

これで、高校でも、好きな体育で、走ったり飛んだりしても、こすれて感じなくて、とりあえず大丈夫だ。

柔らかくて大きいから、すぐポヨンポヨンって、ゆれてしまう。

高校では、みんな、ボクのことを女子として見てくれている。

体育の着替えも女子といっしょにやってるし、プールの時の着替えなんかも、女子といっしょにやっている。

更衣室も洗面所も、ボクは、女子のほうでやるようにと、学校側が設定してくれた。

先生方も友達も、みんなそれで良いとしてくれている。

中2の頃は、沖縄の工芸科の高校に進学しようかと思っていたのに、中3の時に大阪に転校になって、高校もそのまま大阪の高校に進学することになった。

大阪の家のボクの部屋には霊が存在している。中3になって、最初に家に入った瞬間、何かしら霊の存在を感じた。ボクの部屋は2Fだったから、見てみようって思って、階段を2~3段、登ったら、もう、すぐに、2Fに何者かの霊のいるのを感じてしまった。

まあ、でも、霊の正体もよくわからないし、この感じは何なのか、よくわからなかったから、階段を一気に登って、部屋の中にダーッて入ってみた。

そしたら、やはり、何か、めっちゃ強力な何かの霊を感じた。

ちっちゃな可愛いお人形さんの気配を何体か感じたのに、部屋にはお人形さんなど、どこにもなかったから、以前の住人の人の持ってたお人形さんなのかなあ~って思った。初めてなのに、なぜかしら、見覚えのあるお人形さんのように思えたから、不思議だった。

その時は、それくらいのことしか、わからなかったけど、何かしら、強力な霊だなあ~っていうような気はしていた。

ボクは中2の頃から、ボクの裸や可愛い下着姿を鏡にうつして、自分で見るの好きだったから、沖縄から持ってきた、大きな鏡も、ボクの新しい勉強部屋に設置した。

鏡に何か写るかなあ~って思ったけど、特に何も写ってはいないようだった。見えてなかっただけかもしれないけども。実際には、部屋に何かいるのかもしれなかったけども。

それから、ボクの部屋を出て、家の中を見てまわったけど、家全体を守ってくれてるような、大きな霊の存在も感じた。それから、各部屋には、各部屋の霊の存在してるのも感じた。

以前、この家のあった場所は、当時の人々の集まる、集会所か何かだったのかなあ~って思えるような感じだ。何時代なのかは、わからないけれど。

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