3

その日、男は公園で遊んでいる、女の子に目を付けた。

女の子は長い髪を、サクランボの飾りが付いているヘアゴムでツインテールにし、白地に赤いリボンと可愛い花柄の付いたワンピースを着ていた。

男はその女の子を見て、この子なら、自分の欲望を満足でそうだと思った。

(今度こそ、慌てずに、確実にヤルんだ。)


男は周囲を気にしながら、ゆっくりと女の子に近づいた。

「こんにちは。」

愛想の良い笑顔を浮かべて、女の子に声を掛けた。

その声を聞いて、女の子は振り向くと、とても驚いた顔をした。

しかし、直ぐに笑顔になると、

「こんにちは。」

と、嬉しそうに言った。

「ちょっと、見て欲しい物があるんだ。

とても珍しい、綺麗な石を見つけてね。」

男は女の子が、興味を持ちそうな事を、適当に言った。


「えっ、綺麗な石って、宝石?」

女の子が笑顔で聞いた。

「それが良く分からないんだ。

ぼく、宝石ってあまり知らないから。

キミなら解るかなぁって思って。

どうかな、一緒に来て、見て貰えるかな?」

そう言うと男は、優しそうな顔でほほ笑んだ。

「うん、良いよ。」

女の子がそう言うと、男は手を繋ぎ、公園を出て行った。


公園を出て少し歩いた所で、不意に女の子が言った。

「おじちゃんは、ロリコンさんでしょ。」

そう言われ、男はドキッとした。

そして、少し怖い目で女の子を見た。

「うん、そうだよ。

良く分かったね。」

「だって、わたし、前にロリコンさんと、一緒に遊んだ事があるんだ。」

「へー、そうだったんだ。

どんな事して、遊んだのかな?」

男は平静を装っていたが、心の中では凄くドキドキしていた。

(突然、この子に騒がれたらマズイ。

俺が連れ回していることが、バレてしまう。)

そう思って焦っていた。


「体の触り合いっこしたの。」

「へぇー、それは良かったね。」

「うん。

だから、またロリコンさんに会ったら、いっぱい触り合いっこしたいなぁって思ってたの。」

「そうかい。

じゃあ、これから、おじちゃんとしてみる?」

「ホント、良いの?

でも、石は見なくても良いの?」

「ああ、いいんだ。

それは、また今度見て貰おうかな。」

男は危険な笑みを浮かべながら、女の子を見た。


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