再会は、とある病院で。

 バタン...僕は勢いよく、彼女の病室の扉を開けた。

「あ、付添人さん来てくれたんですね...ってどうしたんですか」

 僕は暑さにやられ、めまいを起こし、その場に倒れ込んだ。だが、意識はあった。


 そして、ふいに彼女の方を見た。しかし、その姿は一年前の、あの美しく健康的な姿とは、うってかわって肌は青白く、やせ細り骨張っていた。だが、その姿に変わっても、彼女の青い瞳は、あの時のままだった。


「もしかして歩いてここまで来たんですか?だとしたら、馬鹿過ぎますよ。私より先に死なないでくださいよ...」 


 僕が右手で彼女の頬を優しく撫でると何故か少し湿めっていた。






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