再会は、とある病院で。
バタン...僕は勢いよく、彼女の病室の扉を開けた。
「あ、付添人さん来てくれたんですね...ってどうしたんですか」
僕は暑さにやられ、めまいを起こし、その場に倒れ込んだ。だが、意識はあった。
そして、ふいに彼女の方を見た。しかし、その姿は一年前の、あの美しく健康的な姿とは、うってかわって肌は青白く、やせ細り骨張っていた。だが、その姿に変わっても、彼女の青い瞳は、あの時のままだった。
「もしかして歩いてここまで来たんですか?だとしたら、馬鹿過ぎますよ。私より先に死なないでくださいよ...」
僕が右手で彼女の頬を優しく撫でると何故か少し湿めっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます