応援コメント

第十一話 見てくれて、守ってくれるから、失いたくない」への応援コメント

  • 美咲ちゃんの思いが丁寧に響いてきますね。
    むさぼるように読んだ一回目、思い返し読みした何回か。
    しばらく時を経てこうして読むと、じんわり響くものが、またちがう。
    カクヨム、万歳。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    完結まで読んでいただいたことを知っているので、容赦なくネタバレ混みの話ができます(笑)

    外見や努力の量、努力によって得たものに比べて、遙かに自己評価が低く卑屈な美咲。それは明らかに、家庭での愛情が欠落していたからです。

    そんな美咲にとって、洋平は、自分の価値を教えてくれた人。彼女を命がけで助け、彼女がしてくれたことに素直に礼を言い、彼女の作った料理を旨そうに食べていた。

    洋平は洋平で、ただ単純に自分がしたいことをしていただけ。弟の代わりに、美咲を守りたかった。今までの自分にはなかった暮らしや温かい料理に、素直に喜んだ。弟への気持ちを、吐き出すことができた。

    偶然の出会いから、互いに生き直すための必然だったんです。
    そんな二人が惹かれ合うのも、また必然かと。

    そしてまた、この二人が無事に生き続けるために必然だったのが、秀人との出会いで。

    でも、生き方が大きく変わってゆくのも、秀人がいたからで。

    彼等をこちらでも見ていただいて、本当にありがとうございます!

    仕様が違うと読み味も変わってくると思うので(実感済み)、どうか、こちらでも最後までお付き合いいただけたら。