第18話 本当と書いてマジと読む
突然だが、君たちは美女十人に過去囲まれて寝たことがあるだろうか。
ない奴からしたら天国のようなもだろう。
だが違う……美女十人に囲まれて寝るという行為は……地獄だ!!
十五分前…
「お姉様、毛布足りてますか?(カスミ)」
「ええ大丈夫。綾菜ちゃんも貸してくれてありがとう (
「全っ然! お安い御用だよ! (
「にしてもこんだけ毛布もってるって邪魔じゃねえの?」
「別にいらないならいいど? (綾菜)」
「イヤいるけど…。お前らマジでここで寝るつもり?」
「当たり前よ。私達に外で寝ろって言うのかしら? (
「ほんとにごめん! 寝床壊しちゃって…(
「大丈夫だよ。心菜ちゃんも無事だったんだし(
「さすが結芽ちゃん! 優しい! (
「花帆ちゃん…静かにして下さいよぉ(
「環奈ちゃん体調悪いの……⁉ 大丈夫⁉ (
「眠いだけだと思うよ……? (
十人の女子は斗真の元カノ、そして半数の人間とごたついた関係なのだから
「さ、早く寝ましょ。休憩しないと明日動けないわ (桃香)」
「そうですね。心菜さんは端っこに……(カスミ)」
「だよねぇ~……(心菜)」
「そんなことより重要なのは……斗真の隣は誰かってことだよ! (志那)」
この瞬間にすべてを悟った。斗真は、(今夜やべぇかもしれねぇ)と
「私となりでもいいですか……? (カスミ)」
「なぜに……?」
「寝相が良いので。斗真さんに危険はないかと (カスミ)」
「なんで私基準⁉ (心菜)」
「そんなこと言ったら私の方が寝相いいに決まってるわ!
だって全然動かないもの。朝から晩までピーンとしてるわ! (桃香)」
「私のほうが良いです! なんとなくいいです……! (環奈)」
「わ、私の方が……! 寝相いい選手権で優勝したから……! (奈々)」
「寝相いい選手権って何……?」
「しょうがない……全員でじゃんけんだ! (志那)」
「十人で? 多くない? (杏奈)」
「良いじゃん! 楽しいよ? (志那)」
「勝ち残るのは二人だけ! 他の八人は外側だよ! (環奈)」
「じゃぁ、じゃーんけーんぽんっ! (花帆)」
結果…勝者、結芽、花帆
「うぅ。結芽ちゃんの隣で寝たかった……! (花帆)」
「絶対やましいこと考えてんじゃん」
「何もしないでよ、斗真! (結芽)」
「俺の信用無さすぎん?」
「「「「「うそぉ! 負けた……」」」」」
これにて開幕、斗真の
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