第26話 閃忍

この勇者の里に来ていたのは漆黒の銀翼、神騎や退魔士、そして対魔忍だけではない悪鬼彷徨うこの現の闇を払う者、閃忍も黒歴史の遺産である闇の書の対応で訪れていた、そして閃忍である私、紫電疾風と伊奘諾祈のコンビである2人は勇者の里に訪れていた、もちろん閃忍に変身したままで、そして伊奘諾祈は目は朱色、濃い薄水色の髪が特徴でライトシアンとライトブルーの和服の忍び装束にその身を包んでいた、そしてその一方で性格はまったくつかみどこがない、よりにもよって漆黒の銀翼の光の錬金術師である伊奘諾雷羽やそして神騎グランニールこと伊奘諾紅羽の2人とはまったく違う感じだ、そして祈は私に「ねぇ、、、閃忍に変身している必要ある?」と直球すぎる質問をした、いくら伊奘諾家の閃忍とはいえ祈は伊奘諾家で保護されている、だが今、勇者の里では下級妖怪や魔物が黒歴史の遺産である闇の書の力に引き寄せられ集まる傾向があった為、そして閃忍として私は変身する判断を下した、私は「念の為よ、あんたすぐに突っ走るし」と言った、そして基本的に私は相手が強いならその相手より強くなるんじゃなくて相手を弱くすればいいという考えで動いている、そして敵味方問わずに能力や力を吸収し力に変えれる祈とは真逆の存在、それが私だ、そしてそこに神騎グランニールに変身した紅羽と光の錬金術師の書の力で変身した漆黒の銀翼に所属する雷羽が歩きながら現れた、そして祈は手を振り「雷羽、紅羽、ハロー!」と言った、気づいた雷羽と紅羽は手を振りながら雷羽は「祈、あんた達も来てたんだ」と言った紅羽も「これで伊奘諾家の最高戦力が揃ったね」と言った、私は「どうもです、雷羽さん紅羽さん」と言った、紅羽は私に「そうかしこまらないで、お互いに砕けた感じでいこう今は襲撃もないだろうし」と言った、すると祈は変身を解きライトブルーのパーカーとシアン色のズボンの私服姿になった、すぐこれだ、いざなとなれば閃忍に変身する癖に気が緩むと変身を解いている、そして一様私や雷羽、紅羽は変身を解いていないのはいつ襲われても大丈夫なようにだ、祈が保護された時も同じで閃忍に変身して下級妖怪を蹴散らし変身を解除していたという、そしてそういったなりゆきで祈は伊奘諾家での保護が決まり今は私とともに閃忍としてペアで行動しているとはいえその力は変身せずともその力なら漆黒の銀翼の黒斗とも互角以上、末恐ろしい子だ、そこに対魔スーツを身に纏った雪風が私と祈の前に現れた、そして実際、襲撃をうけた人たちは変身を解いていない、私の判断は正しいと証明されたが、祈は見ての通りつかみどころがない、黒歴史の遺産である闇の書は凍結、封印処理がこの間に終わり皆ようやく一息ついていた雪風は私に「閃忍、紫電疾風よね」と言った思わずビクッと跳ね私は「は!はい〜!」と言った、何故なら年齢的は雷神の対魔忍、雷道雪風は私や祈のお姉さん的存在だからだ、雪風は私に「祈の面倒ちゃんとみなさい、それとこれから2人には明石焼き奢るから」と言った、そして勇者の里の明石焼きの店で私と祈の2人は雪風に明石焼きを奢られていた、雷道雪風は神戸の長田生まれの根っからの神戸っ子だ、しかも雷神の対魔忍、そしてその実力は名に聞く金色騎士である魔戒騎士、王道来牙が認めた稀代の奴らだ、そして閃忍である私とはまるで違う、まさに私からすれば神にも感じているほどだ、祈は出汁に明石焼きをつけながらもぐもぐと食べていた、ずっと閃忍に変身しっぱなしでお腹空いていたのだろう、そして雪風は祈に「どう?ここの明石焼きは?」と問いかけた、すると祈は雪風に「ん、美味しい」と返した基本的つかみどころはないが食べ物だと祈は素直になる、そして明石焼きを食べながら雪風に私は「ここ、勇者の里唯一の明石焼きの店だそうですね」と言った、というのも私は閃忍の情報でここの店の店主が明石焼きを明石で修行し美味い明石焼きを習得したことを知っていたからだ、店主を見て雪風は「だからこの勇者の里には個人的興味でも行きたかったのよ」と言った、そして普段はクールな人がこういう時はどこか明るい、そして雪風は私に「閃忍としてどうなの?2人ともうまくやれてる?」と質問した、すると祈は手を私にだし拳でタッチしたそして雪風に私は「はい!うまくはやれてると思います、実際、この子とのコンビはそんなにやじゃないですね」と返した、すると雪風は私に「ふ〜ん、そうなんだ、あ、そうそう紅羽から2人にこれ渡せって頼まれてたんだ」と言い紅羽のペンネーム紅葉楓の新刊を私と祈の2人に渡した、祈は「あった時渡してくれたらよかったのに」と言った、私は「たてこんでたでしょう!闇の書の力が妖怪や魔物引き寄せてるんだから!」とツッコミをいれた、こうして私と祈の閃忍としての初任務は始まった。

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学園反逆ブラッククロウ 外伝 漆黒の銀翼 ハガネ @sutobura

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