いかにもカクヨムで人気の

A「言わないほうがいいと思いますけど、どうぞ。後でまずいと思えば編集のときにカット

するんでしょうから」

Z「たいしたことじゃないんです。もしかするといかにもカクヨムで人気のみたいな雰囲気のタイトルの作品が通過リストにあるのかな、と思ったんですよ」

A「でも、なかった、と。ごめんなさい、いかにもカクヨムで人気の見たいな雰囲気のタイトルってなんすか? たとえば?」

Z「長くて、ほぼ内容を言っちゃっているというか。いや、それほぼあらすじだからみたいなやつ」

A「社畜でキモヲタの俺が極悪令嬢上司を始末したら異世界から来た妹と言い張るちょっぴりHで甘えん坊な魔法使いが突然現れて針と糸を使った昔ながらの仕掛けで密室をつくって救ってくれたけどそれ魔術じゃないじゃん物理トリックやんラノベだからって今時そんなことして許されるとでも思っているのかふざけんなよでもお前可愛いな今度は誰をざまぁしてやろう今度お礼にギュッとしてあげるからなってそれだと百合展開って読者よ騙されたな実は俺は女だ(←今ここ)」

Z「うーん」

A「どうしたんです、頭抱えて」

Z「見えてないのによくわかりますね。監視カメラとかつけてないですよね」

A「つけてたら原稿さぼってないかチェックしますって。あらすじみたいに長いタイトルってこういうことすよね」

Z「はい、とは言いにくいな。なんか各方面にケンカ吹っかけている気がして。あと、やっぱりよくジャンルを知らない人がそれらしく寄せようとしたらよく目にするキーワードを並べるんだなというのは、反省材料になりました、はい」

A「でもいつかこうなりますって。タイトルインフレ」

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