6・5・4


A「そういう人も消えていくじゃないですか」

Z「どんどん受賞していくってことですか」

A「ならいいすけど、しなくても見なくなっていく名前もありますよね」

Z「まぁ、そうですね」

A「受賞、デビュー、デビュー後何作か、売れません、お仕事の依頼きません、公募に戻ります、もあるわけで」

Z「乱歩賞はプロアマ問わずなんで、近年、多いみたいですね。著作があったり、文筆で稼いでいる人の応募」

A「だから乱歩賞はきついんですって。そういう一応プロがわらわらいて、二次あたりからはそういう人に囲まれるわけでしょ」

Z「そういう人でも獲れない。なんでですかね」

A「文章力だけではないってことですよ。アイデアが斬新でないと」

Z「ますます、今回、応募したくなくなってきました」


・・・・・・・・・・・・・・・


Z「なぁんもしませんでした。仕事してご飯食べてだけ。ウォーキングしながらラジオ聴いていたくらいで本も読みませんでした」

A「風呂は?」

Z「入りましたよ」

A「歯は?」

Z「磨きましたよ」

A「そのぶん、明日、倍頑張ってくださいね」


・・・・・・・・・・・・・・


A「また台風ですね」

Z「ニュースで映像なんか見ていると、なんか小説なんか書いている場合かよってなります」

A「書いてくださいね」

Z「とりあえず、残り期間で毎日どれだけ時間をさけるか。その時間でどれくらいできるかを考えてみました」

A「その時間使ってお原稿直せや」

Z「結局、時間足りなくなるんですって。修繕が必要なところと見逃すところは分けないと」

A「できれば完璧な非の打ち所のない仕上がりで」

Z「じゃあ一日72時間ぐらい下さいよ」

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