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Z「もう出すのやめません?」
A「??????」
Z「いや、アイデアいろいろ出たじゃないですか。なんかもったいなくて」
A「あーそういうことすか。ついに投稿生活を引退するのかと。まぁそれならそれでいいすけど、とにかく、今回の横溝賞は応募を見送るってことですね」
Z「はい、さすがに今のでは応募レベルにすら達していないかと……」
A「そうやって出さなかった賞は過去にいくらもありましたよね? てか、応募レベルってなんすか?」
Z「そんなもの存在しないんでしょうけど、心のなかのボーダーラインと言いますか」
A「正直、選考スタッフのなかには応募レベルに達してから出せよという考えはあるでしょう。ただ、表立って言えないのと、線引きが難しいのとで言えないだけで。確かに“おもんなー”とか言いましたよ。言いましたけどね。そんなにひどいですかね? プロット考えたのこっちなんで一応文句言う権利あると思うんです」
Z「プロットを面白くできなかったのはこちらの責任なので、犬死させない責任はあると思うんです。別にケンカしたいわけじゃないですよ」
A「横溝賞会議を読んでいる人はどう思いますかね」
Z「そこを考える必要はないですよ。出す、出す言っているから応援のつもりで読んでいたのに出さないのかと言われるのが嫌で無理にでも出すというのは本末転倒です」
A「無理にでも出すために、監視する役割をしてもらっているのに最後にその裏切りはないよってなりませんか」
Z「必要はない、は違うか。必要だけど、考えたうえで出さないことにしましたはありでしょう。ちょっと時間おきましょう。改稿・加筆修正はコツコツ続けるんで」
A「のほうがいいすね。結論を急がせるやつにロクなやつはいないでしたっけ?」
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Z「いろいろ心配でしょうから二点。一、たぶん、応募します。二、作業は進めています」
A「そいつはなにより。こっちも次のプロット用意しているんで。横溝賞応募して次いきましょう」
Z「今の原稿を横溝賞に出さずに、大幅に直してから別の賞へ、という気持ちがしぼんだのは十月〆切の鮎川賞には出せないからです」
A「一ヶ月では直しきれない?」
Z「いえ、賞の性質です。鮎川賞は明確に本格であることを理念として掲げていますから」
A「確かにカテゴリエラーですね。じゃあ鮎川賞って応募数、相当少ないんじゃ?」
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