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Z「だからホラーを知らないんですって」
A「よく“SAW”見れましたね。あれ、血も出るし、残酷描写あるし、グロいですよ。“リング”も怖いですけど、暴力的な残酷さみたいなものはないですからね」
Z「日本と海外の違いなんですかね。今みたいにサブスクで映画見放題みたいなシステムだったら絶対に途中でやめてます。あれはレンタルビデオ店で借りてきたから、仕方なく最後まで観るしかなかったんです」
A「なるほど。もしかしたらサブスクの普及はホラーを衰退させるかもしれないのか、面白い」
Z「話戻してホラーのつくり方ですけど、一度、安心させるというか、油断させることで、ビックリを倍増させるみたいなのは感じました。これはミステリでもどんでん返しとか、二重底の真相みたいな形でやるんですけど。手がかりをもとにした論理的な回答というものを無視できるから、ホラーのほうがより自由度が高いと感じました。このへんに横溝賞で世に出る意義みたいなものを感じます」
A「というと?」
Z「横溝賞、横溝賞って言っていますけど、今は正式には“横溝正史ミステリ&ホラー大賞”なんですね。軽くネットで調べただけなんであれですが、横溝正史賞は20回までで21回からは名称が横溝正史ミステリ大賞に変わっているんです」
A「ミステリとついたのは途中からなんでね。へぇ」
Z「で、39回からは日本ホラー小説大賞との統合により、今の名前になったんです」
A「で、横溝賞でデビューする意義とは?」
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