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 Z「とりあえず、タイトルを“帰ってきた横溝賞作戦会議2022”として、企画を立ち上げておきましたよ。各エピソードのタイトルは前回と違って、〆切までの数字にしておきました」

 A「わかってんじゃないすか、〆切を、というか、あとどれくらい残されているか、を把握しておくことは大事ですよ」

 Z「やっぱりゼロベースでアイデア出しから仮原稿完成、推敲、応募までをレポートしていくわけですか」

 A「面白がってもらえたのは、新人賞応募者あるあるみたいなところだったと思うんすよ。カウントダウン企画のときみたいな報告ではなく、失敗した箇所とか、どういう話が面白いかああだこうだ語らうみたいなほうがうけると思うんすよね」

 Z「どこで切り上げるかが難しいんですよ、その方向性だと。プロット定まって書き出してからは、トラブルない限りネタないでしょ? 原稿が止まるのなんて願い下げです」

 A「なんとなく横溝賞にあたためていたアイデアありますよね?」

 Z「特に横溝賞ってわけではないですけど、まぁ、長編、五個、六個くらいなら」

 A「全部捨てましょう。そのほうが企画としては面白いはずっす」

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