第12話 美葉×お昼のチョコカフェ部Part2

「じゃあ、陸兎りくと先輩 私のために授業休んで特単で単位取るんですか??」

やっぱり気になったので聞いてしまった。

すると、陸兎りくと先輩は直ぐに

「そういうこと‼︎

  だって誰もいないで起きて場所が分からなくて戻れないって泣かれるのも嫌だし……」

やっぱり陸兎りくと先輩は優しい。

「えっと…… 美葉みはちゃん? は、貧血持ちなの??」

陸兎りくと先輩に急に聞かれて困ってしまった。

「貧血持ちではないですけど…… 寝不足気味で‪‪‬」

貧血持ちではなかったし、入学式前からあまり寝れてなかったのでそう答えた。


その後も授業のことなどで質問や雑談をしていると、

倒れたせいでお昼を食べれていないせいか、お腹が空いてきた。

それが陸兎りくと先輩にも伝わってしまったらしく、

「お昼ご飯、食べ行こうか??」

と声をかけられた。

空きすぎて限界だったけれど、申し訳なくて

「えっ…… 一緒に行って良いんですか??」

とまた変な返事になってしまった。

「別にいいけれど…… 行くの嫌?」

やっぱり 無駄に気を使われてしまった。

何かしら答えなければ大変だと思い

「先輩が良ければ。」

と言ってしまった

なんか告ったみたいで気まずいなと思っていると、

じゃあ、と先輩が言ったので、私はベッドからゆっくりと、陸兎りくと先輩は椅子から立ち上がり、カフェテリアへ向かった。

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