2022#32

表紙、『僕とロボコ』。

2周年、おめでとうございます。表紙としては、ややキモいです。


巻頭カラー、『僕とロボコ』。

先週予想した通り話は面白くなかったので特に言うことはありません。コスプレイヤーのえなこさんについて、可愛いと思う以外に彼女に対する意見はないんだけど、元の絵ではそうじゃないのにカメラ目線で録った写真は、少なくとも完全一致でも完全再現でもないでしょ。可愛さと再現度は全く別の軸であって。いや、彼女が悪いとは思ってないです。あと、フィギュアのクオリティーが凄い。凄いけど、これに8000円ないし1万円、出せる?


『ウィッチウォッチ』

前半でドタバタやっていた新しい魔法の習得は、実は人助けのためだった、という話の構成自体は良いんだけど、いくら友人とはいえ何の説明もなしに勝手に魔法をかけるのはちょっとどうかしてると思うし、オチもあんまり。篠原先生はもっと面白い話が描けるはずなので。


『呪術廻戦』

ラスト2ページがすごく冨樫先生っぽいと思った。


センターカラー、読み切り、『捌』。

父親が典型的な罰当たりムーブをしたのがまず引っかかって、それからシシノケの害のなさが気になって、最後まで退治することに違和感が拭えなかった。ただ凶暴な化け物として描くなら、まひろが生き残ったことや父親が消化されていないことに理由が必要だし、理由がないなら言い伝えほどの害獣ではないとしたほうが辻褄が合う気がする。少なくともスッキリしなかった。また、主役であるはずのハチに好感が持てない。自身の興味や価値観が独特で我が強いのは良いとして、それが成立するための社会性あるいは良識が描かれてないし、人間性に魅力を感じない。あと単に格好良くない。こういう、スキルはすごいけど人格を疑う主人公、新人漫画家がよく作ってるイメージがある。

ところで、カタツムリを適切な調理をせず食べることは絶対にしないでください。


『高校生家族』

一郎さん、年齢的に本来のポジションを務める。今回はそれほど面白いわけじゃないけど、このまま猫と将棋なしで続けて欲しい。ところで、アンダーハンドの構え方って、手を組まなかったっけ。


センターカラー、『逃げ上手の若君』。

名乗り、めちゃくちゃ格好良い。それが当時の作法だとしても、ともすれば時代劇っぽさというか、イマドキではないそぐわなさが出るかもしれないところを、民衆や貞宗の反応を交えて描くことで全く浮いた感じはしなかった。流石、松井先生。高揚感と、次回への緊張感。


『ルリドラゴン』

作者が体調不良のため、次号は休載とのこと。お大事になさってください。

この漫画ってメインは友達とではなく母親との話なのかな。今のところ、友達がキャラクターとしてプッシュされてるようには見えないし、親密度は友達と母親を比べたら言うまでもないし。そうであってもそうでなくても、学校と家、あるいは友達と母親、どちらかに重心を置いた方が良いと思うけどなあ。それか、もっと描くシーンと描かないシーンを区別する、つまりカットする場面を考えた方が良いかもしれない。作品のテーマが分からないまま、ただずっとカメラが回っていて、ほのぼの日常系と呼ぶには妙にシリアス寄りの雰囲気で、主人公が戸惑ったり怖がったり、その後安心したりという心理描写があるからまだ飽きてはいないけど、このままずっとだらだら描かれるならちょっと疲れる。ジュブナイルなのかも、という見解は先週語った通りだけど、そうだったとしても漫画としてメリハリは欲しいかな。あと、スクリーントーンは回想シーンじゃなくてももっと貼ってください。画面が線だらけなのは疲れます。

ところで、読み切り版のボイスコミックがYouTubeで見られます、って情報、それ自体は良いとして、ボイスコミックとVOMICって別物?今はもうVOMICって名前じゃないの?


『SAKAMOTO DAYS』

大佛(おさらぎ)、到着。物語が2箇所で同時進行してるので、ちょっと読み直します。


『あかね噺』

声優さんが演技力で勝負する、というのは別に目新しい展開ではないので、ちょっと物足りなかった。それと、このまま強みや魅力をただ解説役に喋らせて進んでいくのなら面白さは減っていくので、なんとか漫画的な良い表現でもって見せて欲しいと個人的に思っている。


『ALIENS AREA』

新兵器にロックオンされてこれからどうなる、ってシーンのすぐ次のページで、ものともせず圧倒的にやっつけてから、ボロボロになった敵が腹いせに王国の現状などを語って、王女が悲しむシーンがあって、それを受けて主人公が兵装を使って敵を倒して捕まえる、くらいのテンポで進んで欲しいなあと思いました。


『アオのハコ』

千夏先輩、可愛い。めっちゃ可愛い。ちょっと前に気付いたけど、髪がサラサラなのが良いですよね。動くからなおのことサラサラで。横顔もまた美しい。シュートを外すという緊張感の表現、これはもうルート確定しましたか?ひな様、驚かれただけだし、ここから逆転の目はあるのか。


センターカラー、『すごいスマホ』。

全一郎、まだ動かず。No.2の男、ヤバそうなので期待。藻浦くんのシーン、ちょっと長いかな。あと、釣られることには気付くでしょ、今までの推理力だったら。知ってしまった以上見過ごすわけにはいかない、というのは主人公の行動理念としてとても良いと思う。


『アンデッドアンラック』

ビリー様、かっこよ。


『PPPPPP』

フルカラーで読んでみたいから、ワンチャンアニメ化しないかな。


『マッシュル-MASHLE-』

弱虫キャラが勇気を振り絞って戦うのは良いものですね。ところで今回の敵に苦戦したのは単に視野の広さの問題であって、手鏡さえあれば対処できるってことで合ってる?


読切、『ネルの屍』。

兄がネクロマンサーであるということを冒頭で明記して、それから伏線を他にも用意出来たらもっと良いと思った。あと、アイデア勝負のショートフロンティアなので良いのかもしれないけど、戦闘シーンがあまりにもアレ。


『地球の子』

ある意味ラスボスとも呼べる相手に対して絶体絶命の主人公がどうやって状況を打破するかというと、気持ち、でした。うーん。まあ最初から最後まで気持ちの物語ではあるんだけど、もうちょっと納得できる組み立てが欲しいかな。設定上、令助はただの人間なので。あと今週号の地球ちゃんの顔を見て分かったんだけど、この作者、LIGHT WINGやSOUL CATCHERS(s)の人?神海英雄先生じゃん、全然気付かなかった。


『ドロンドロロン』

読んでません。


『夜桜さんちの大作戦』

次のミッションが明確になったので、あまり真剣に追ってない身としても読みやすくなって良かったというのが正直なところ。


以上です。

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